1960年代アメリカのレトロな雰囲気と
オーバーテクノロジーが生む独創的な世界
ラプチャーの内部は、1960年代のアメリカを彷彿させる作りになっていて、昔ながらのアンティークや看板などがたくさん見られます。しかし、それとは正反対に高度な技術力や科学力によって生み出されたものもいくつか。過去と未来が融合した、それはそれは不思議な世界です。
写真で見せたのはラプチャーのほんの一部ですが、これだけでもとっても魅力的な空間だと思いませんか。さらにそこへ、不気味にうごめく人影や女性のすすり泣く声などのホラーテイストも混ざっていて、「っ!!」と声が出ないほどのびっくりポイントもあります。初プレイの時に何度ケツが浮いたことか……(ヘッドフォンプレイ推奨)。
単なるFPSとは一線を画す発想重視のバトル
FPSといえば、射撃の精度や立ち回りの技術が求められることが多いので苦手な人もいるかと。でもご安心を! 『バイオショック』の戦闘では“ちょっとした閃き”が重要視されていて、そのカギを握るのが“プラスミド”と呼ばれる特殊な能力になります。
プラスミドの種類は、電撃を放つものや念力で物体を操るものなどさまざま。1種類にいろいろな用途があり、ごく自然の発想がバトルでとても重要になります。たとえば、電撃を放つ“エレクトロボルト”なら、水辺にいる敵をまとめて感電死させる、自動警備システムに高圧電流を流して一時的にショートさせるといったようにです。
一方、武器のほうもレンチ、ピストル、ショットガン、ランチャー、ボウガンなど種類が多く、使える弾にも効果が異なるものが3タイプずつ用意されています。後、自動警備システムはハッキングして味方につけることも可能なので、いろいろな戦い方ができますよ。
プラスミド、武器、弾を適宜使い分けて、地の利を生かしたり、弱点を突いたり……これが『バイオショック』における戦いのスタイルといえるでしょう。プラスミドを手に入れた時は、使い方やちょっとしたヒントはありますが、多くは語られません。有効な使い方を自分で探し出すことも楽しみの1つです。
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