電撃オンラインのゲーム好き編集者が贈るゲームコラム。今回は、セガから、2月28日に発売されたPSP用ソフト『シャイニング・アーク』のプレイレポートをお届けします。
新たな『シャイニング』の名を冠するRPG『シャイニング・アーク』が発売されるということで、『シャイニング・ハーツ』と『シャイニング・ブレイド』に続いて、またまた好き勝手に語りにきた『電撃PlayStation』のライター・Lです。今回もプレイレポートと言いつつ、個人的な趣味丸出しの“チラ裏”トークをかまそうと思います。
まず、本作の内容を軽く紹介しておくと、本作は絶海の孤島アルカディアのアゼル村を舞台に、主人公フリードと島に流れ着いた少女パニスとの交流を中心にしたファンタジー生活を体験できるRPG。パン焼きや釣り、農作物の収穫などの他、村人からの依頼をこなすといった多彩な生活が楽しめます。
もちろん、モンスターに加えて、海賊や異形の巨像(ネフィリム)といった敵と戦う冒険要素もアリ。朝になったら行動を開始して、収穫やバトルなどを自由に体験し、夜になったら寝る……。時間が進んでいく中、文字通りの“生活”を楽しめるのが最大の魅力です。
なお“生活”と言うと、いわゆるスローライフ系の作品だと思うかもしれません。が、本作の生活要素はシンプルで難しいことは何もないうえ、その気になればムシしてもOK。とはいえさすがに完全に放置するのはオススメしませんよ。また、時間の流れもゆるやかで、スローライフ系の作品にありがちな“時間が経過するのが早くて、やりたいことをすべて終える前に1日が終わる”といったこともありません。ホントに、プレイヤーの好きなように遊べるのです。
それでは、本作の大きな魅力&特徴である生活要素と冒険要素、それぞれの見どころを紹介していきましょう!
パン焼きはレシピと材料があればOK――シンプルだけど奥深い生活要素!
さまざまな生活要素が用意されている本作。まずはパン焼きや釣りといった生産系の要素に迫ります。といっても、難しいことは何もありません。パン焼きなら、新しいパンを焼く、クエストをクリアするなどの特定の条件を満たすことで入手できるレシピと、パンごとに異なる材料があれば、あとは自宅の“パン工房”で焼きたいパンを選べばデキあがりです。
まれに“大成功パン”ができるという要素はあるものの、焼き加減を調節するといった複雑な操作は必要ナシ。失敗作にも見える“黒コゲパン”ですら、材料を用意して成功作(?)として作ることになります。まあ、それに必要な材料は“ガラクタ”だったりするので、おいしいかどうかは怪しいのですが(笑)。
また、釣りも入り江と牧場にある湖の2カ所でエサを選べばOKという、かなりシンプルなシステムになっています。釣れる魚は時間帯(昼、夕方、夜の3つ)とエサ(主に種)の組み合わせで変化するので、大物にはそれ用のエサや仕掛けを用意するといった小難しい要素はありません。
さらに、パンの材料を入手するための収穫などは、牧場の羊からミルクを、自宅がある村はずれのニワトリからタマゴを、それぞれ1日1回入手できます。また、農作物も農園を管理するアダムに種を渡せば翌日には収穫できます。畑に種をまいて育てるといった手間は不要なうえに、野菜の種なら野菜が収穫できるなど、これまたシンプルでわかりやすいのがポイント。パン焼きなども含めて、どれも冒険の合間にお手軽に楽しめるものばかりです。

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