複数人で楽しむコンセプトを体現した専用のゲームには、面白いアクセサリーも用意されている。小さなスティック状のジョイスティックは、裏面が吸盤になっていて、画面上の仮想キーパッドの位置に貼り付けて操作する。スティックをつまんで上下左右に動かせば、ゲームのキャラクターが上下左右に動くというわけだ。「エアホッケー」用のスティッカーはジョイスティックと似ているが、裏面は吸盤ではなく導電性の接点が4つあり、テーブル上を滑らせてエアホッケーのラケットを動かせる。……エアホッケー以外の使い道が思い浮かばないが。
もうひとつ、Horizonの面白いアクセサリーが「E-dice」だ。中にBluetooth機能とセンサー、バッテリー(USB充電可)が入ったサイコロで、モノポリー風スゴロクゲームで使うと、テーブル上に振ったダイスを認識して、出目がきちんとゲームに反映される。最大3個までのE-diceを同時に使えるそうだ。
HorizonはMainstream Tableだけでなく、ディスプレーを囲むテーブル部分が大きくなった「Horizon Premium Table」も検討されている。さらにもっと大きなサイズのテーブルPC「AUTO-FUNCTION TABLE」も計画中とのことだ。Horizon本体の価格は1699ドル程度。米国では今夏の発売を予定している。Mainstream Tableの価格は140ドル程度となるようだ。
Windows 8 Ultrabookは変形ノートが花盛り
CES会場で見かけたPCはほとんどがノートPCで、それもUltrabookであった。特にWindows 8が登場した現在では、タッチ対応の変形ノートが多数出展されている。インテルのUltrabookコーナーや各社のブースで見かけた新ノートをチェックしよう。
今やCESに出展するPCメーカーでは最大手となったレノボは、自社独自ブースなどで、「IdeaPad Yoga 11S」を披露していた。NECパーソナルコンピュータとの共同開発で、Windows RT搭載の「LaVie Y」を、インテルCPUとWindows 8搭載に作り替えたような製品だ。11.6インチディスプレー搭載で重さは1.4kg程度。CPUには、インテルが7日に発表した新しい超低消費電力版のIvy Bridgeを採用するようだ。
なお、レノボのそのほかの新製品については、こちらの記事も参照していただきたい。
LGエレクトロニクスは日本未発表の変形ノート「Tab-book Ultra Z160」を出展していた。ソニーの「VAIO Duo 11」と似たような、スライド変形機構を備えたUltrabookである。ただし、タッチ操作のみでポインティングデバイスは備えていない。11.6型ディスプレーとCore i5を搭載。ほぼ同じデザインとサイズで、Clover Trail搭載によりバッテリー駆動時間13時間をうたう「Tab-book H160」という製品も出展されていた。
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