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こんなに値下がってた!? 2012年中に買うべきデジタル機器 第1回

あのミラーレスが2万円台!? プロが発掘 お買い得デジカメ

2012年12月24日 12時00分更新

文● 周防克弥、ASCII.jp編集部

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デジカメに必須のSDメモリーカード
お買い得なのは1500円前後の32GBのSDHCカード

左が約2000円のmicroSDHCカード、右は約1500円のSDHCカード。どちらも32GBだ

左が約2000円のmicroSDHCカード、右は約1500円のSDHCカード。どちらも32GBだ

 年末年始はビデオカメラやデジカメを携えて帰省する人も多いと思う。現在、ほとんどのビデオカメラ/デジカメは記録媒体としてSDメモリーカード(SDHC、SDXC)を採用しており、帰省前に新調しようと考えている人も多いはずだ。

 そんなSDメモリーカードで今、お買い得なのは32GBのSDHCカード。モノにもよるが最安値ベースでは1年前が3000円超だったのに対して、今や1500円前後までに値が下がっている。

 特にフルHDのビデオ撮影をするなら32GB以上のメモリーカードを用意したいところ。32GBであってもAVCHD(60i、24Mbps)では3時間ほどしか記録できないからだ。

 一方で、デジカメで静止画しか撮らないというのであれば、16GBでもいいかもしれない。最安値が700~800円程度となっており、1000円でおつりがくる。

 ちなみに、16GBでどれくらい撮影できるかというと、2500万画素クラスのデジカメでJPEG記録した場合で約800~2700枚(画質による)、RAW記録した場合で約600枚も保存できる。32GBはその倍の撮影枚数が記録できるわけで、これで足りないということもないはずだ。

デジカメでもmicroSDカードという選択肢も……

microSDカードはアダプターが付属していることが多く、通常のSDメモリーカードスロットでも利用できる

microSDカードはアダプターが付属していることが多く、通常のSDメモリーカードスロットでも利用できる

 さて、そんなSDメモリーカードだが、価格面ではmicroSDメモリーカードの下げ幅が大きく、(通常サイズの)SDメモリーカードよりもmicroSDカードは高い、というこれまでの固定概念が覆りつつある、

 32GBのmicroSDHCカードの最安値が1500円前後となっており、価格面では今後SDメモリーカードを下回る可能性も期待できる。

 スマートフォンの外部記録媒体として主流のmicroSDカードであるが、気になるのはデジカメやビデオカメラでもmicroSDメモリーカードが使えるのか、ということ。結論先に言えば、利用可能だ。

 microSDメモリーカードもアダプターを介せば通常サイズのSDメモリーカードとして使えるし、アダプターを同梱している製品も多い。

 「値段が一緒ならSDメモリーカードよりも汎用性高そうなmicroSDカード買っちゃおうか?」と店頭で悩みそうだが、以下の点には注意が必要だ。

アダプターを介した場合の転送速度が気になるが……

microSDカードでEXILIMの秒間30枚撮影はできるのか?

microSDカードでEXILIMの秒間30枚撮影はできるのか?

 まず気になるのは書き込み転送速度。最安クラスの製品はスピードクラスが「CLASS4」とやや遅めで、十分な転送速度を誇る「CLASS10」の製品もあるが最安では2000円程度となる。

 通常の1枚撮影であれば転送速度が多少遅くても問題ないが、連写をする場合は高速なメモリーカードが必要。また、動画を撮影する場合もCLASS6以上のメモリーカードが望ましい(それ以下だと途中で中断される可能性がある)。

 加えて、アダプターを介することで転送速度が落ちるのでは? という心配もあるが、その点は実際にどうなのか。約2000円で購入したmicroSDカード(UNiSERBというブランド)を付属のアダプターに装着し、デジカメの連写が可能なのか試してみた。

 デジカメはフル画素(有効1610万画素)で秒間30枚までの連写が可能なカシオ「EX-ZR1000」を使用。microSDカードはCLASS10対応である。

 結果は、問題なく秒間30枚の記録が可能だった。撮影後の書き込み時間についても、通常のCLASS10 SDHCカードとほぼ同等。問題なく使えそうだ。

 念のため、有効2430万画素のデジタル一眼カメラでも連写を試してみたが、こちらでも通常もSDHCカードと大きな差はなかった。おそらくモノにもよると思うが、今回試した限りでははさほど気にしなくてもよさそうだ。

デジカメとスマホで共用……はしないほうがいいかも

 だが、最大の問題点は別にある。それは、microSDカードが小さくて薄いため、扱いによっては比較的壊れやすいこと。汎用性が高いからといって、頻繁に抜き差しして使うものではない。

 メディアが壊れて思い出の写真や動画が失われることは最大の損失である。デジカメやビデオカメラについては通常サイズのSDメモリーカードを利用するか、microSDカードを利用する場合はアダプターから極力出さないような運用がいいだろう。

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