アスキー・メディアワークスが「電撃文庫」にて発行している川原 礫氏作の「アクセル・ワールド」と「ソードアート・オンライン」の累計発行部数が1000万部を突破した。
12月10日の新刊「ソードアート・オンライン11 アリシゼーション・ターニング」の発行をもって「ソードアート・オンライン」が累計700万部を突破、累計310万部突破の「アクセル・ワールド」と合わせ、川原 礫氏の著作累計発行部数が1000万部突破となった。
オリコン発表のライトノベル部門では総なめ
川原 礫氏は第15回「電撃大賞」小説部門で<大賞>を受賞し、2009年2月に大賞受賞作「アクセル・ワールド」で電撃文庫よりデビュー。その後、自身のウェブサイトに掲載していた「ソードアート・オンライン」も電撃文庫より刊行。オリコンより発表された「オリコン2012年年間“本”ランキング」では、文庫作家別ランキングで東野圭吾氏に次いで第2位にランクインされるなど、人気と実力を兼ね備えたエンターテインメント作家として注目を集めている。今回の累計発行部数1000万部に対する川原 礫氏のコメントは以下の通り。
川原 礫氏より
小説を書き始めて11年が経ちます。
そのうち7年間は、アマチュアの書き手として、いわゆるネット小説を個人サイトで発表していました。限られた数の読者さまのために連載を続け、掲示板に書き込んで頂ける感想だけが心の支えでした。
8年目となる2008年に、やはりネットに掲載した作品で第15回電撃小説大賞<大賞>を頂き、翌2009年2月にプロデビューすることができました。それからの4年間はあっという間に過ぎ、特に今年は2作品のテレビアニメ化もあって実に目まぐるしい日々で、このたびの累計1000万部到達の報には嬉しさと同時に呆然たる気分を味わっています。
こうしてコメントを書いていてもなかなかに実感の難しい数字ですが、1冊の本を通して1人の読者さまと繋がっているのだということ、それはネット小説時代となんら変わらないのだということは常に意識していたいです。今後も、読んで下さる方が楽しめる本を、とそれだけを考えて書き続けようと思います。いままで私を支えてくれた家族、応援して下さった読者さま、チームを組んで共に戦ってくれたイラストレーター氏と担当編集者氏に深く感謝します。
ありがとうございました。
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