11月28日、アクロニス・ジャパンはVMware vSphere利用の小規模仮想環境向けバックアップ・リカバリソフトウェア「Acronis vmProtect 8」を発表した。
このvmProtect 8では異なる箇所だけを復元する「FlashBack」機能を新たに搭載。バックアップ取得後に変更されたブロックのみを復元するため、前世代バージョンでの復元時間を1/10~1/100に短縮することが可能という。
また前世代バージョンではWebブラウザによる管理のみ可能だったが、新バージョンではVMware vCenterと統合し、vSphereクライアント画面からの管理が可能となった。これにより、管理者は仮想マシンの操作や仮想マシンの保護を単一のユーザーインターフェイスから行なえる。
そのほか、バックアップデータのセカンドコピー機能を新たに搭載。オンプレミス環境の仮想マシンのバックアップデータを、物理的に離れた遠隔地などのストレージにコピーすることが可能となる。
vmProtect 8は、VMware vSphere ESXi 5.1、Windows 8、Windows Server 2012に対応する。特にVMware vSphere ESXi 5.1への対応により、Exchangeの復元をESXi 5.1上のExchange 2003 SP2以降/2007/2010にて実行できる。ESXi 5.1ホストバックアップ及びベアメタル復元はマイナーアップデートで対応予定だ。
価格は、ライセンス版が6万円(1CPU 1ライセンス)など。