インストール実験 その4
MacBook Pro Retinaモデル
Windows 8インストール実験の4台目は、PCではなく「MacBook Pro Retinaディスプレイ搭載モデル」(以下MBP Retina)をチョイスした(この機材のみ、ASCII.jp編集部が担当)。
といっても、Windows 8 Release Previewの時点で、MBP RetinaにWindows 8をインストールしたという成功報告はいくつもある(関連記事)。よって今回のテストでは、Windows 8 RTMとBoot Camp環境用の最新版「Windowsサポートソフトウェア」の組み合わせで、搭載デバイスや機能がどこまで確実に動くのかに重点を置いてみた。
試用したMacBook Pro Retinaモデルの主なスペック | |
---|---|
CPU | Core i7(2.30GHz、i7-3615QM) |
メモリー | 8GB |
グラフィックス | GeForce GT 650M、CPU内蔵 |
ディスプレー | 15.4型ワイド 2880×1800ドット |
ストレージ | SSD 256GB |
無線通信機能 | IEEE 802.11a/b/g/n |
OS | OS X Mountain Lion(10.8) |
テスト開始に当たっては、まずOS X上で「Boot Campアシスタント」を実行して、Windows環境用のデバイスドライバーなどのセット「Windowsサポートソフトウェア」のダウンロードと、Windows 8インストール用パーティションの作成、実際のインストールを順に行なう。Windows 8インストール用のUSBメモリーは、あらかじめ作成してあるので今回はインストールディスク作成プロセスは割愛している。
当然だが、Boot Campアシスタント自体はまだWindows 8に対応していない。Windows 7として操作するしかないわけだが、ここはWindows 7として操作しても、特に問題はなかった。64bit Windows 8はインストール時に20GBの空き容量を必要とするが、今回はWindows 8用パーティションを50GB確保してから、その領域にインストールした。最新のBoot Camp環境では、OS X側からWindowsパーティションのファイルを読んだり(書き込みは不可)、逆にWindows側からOS X側にアクセスしたりもできるので、データの共用だけならOS X側にファイルを置いておいてもいいだろう。
サポートソフトウェアのダウンロードとパーティション作成が終われば、あとは起動可能なUSBメモリーに保存したWindows 8のセットアップ用USBメモリーをMBP Retinaに挿して、マシンを再起動させるだけ。Windows 8のインストールでは途中で入力を求められることがほとんどないし、MBP RetinaはストレージがSSDなので、インストールは滅法早い。15分もかからずに終わっていた。
問題は、各デバイスがきちんと機能しているか、だ。
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