OSを変えるだけでパフォーマンスは変わるのか?
Windows 8 RTM特集のトリを飾るのは、ベンチマークテストによるパフォーマンス検証である。同じハードウェア上で、Windows 8 ProとWindows 7 Ultimate SP1(いずれも64bit)を動作させ、OSの違いによりパフォーマンスに差があるのかを検証してみた。
テストに使用したのは、筆者が低消費電力PC作成用に使おうとしていたパーツ類なので、性能的には特筆すべき点はない。比較的グレードが高いのは、編集部のテスト用SSDぐらいだ。
ベンチマークテスト機の主なスペック | |
---|---|
CPU | Core i3-2120T(2.60GHz) |
メモリー | 4GB(DDR3-1333) |
マザーボード | ASUS P8H67-M PRO |
グラフィックス | CPU内蔵 |
ストレージ | OCZ Vertex4(VTX4-25SAT3-128G) 128GB |
ディスプレー | 20型 1600×1200ドット |
この試用機に、2種類のOSをインストールした環境下で、いくつかのベンチマークテストを実行した。なお、Windows UpdateはInternet Explorer 9と言語パックを除いて、重要/推奨ともにすべて適用させている。
Windowsエクスペリエンスインデックスは
ほとんど変わらず
まずはWindows自身が計測する、「Windowsエクスペリエンスインデックス」を比較した。よく知られているように、インデックスの数値はWindows 7が「1.0」から「7.9」なのに対して、Windows 8では「1.0」から「9.9」と幅が広がっている。そのため直接比較はできないはずだが、グラフィックス以外はすべて同じ値になっている。
Cinebenchでは
CPU性能は変わらず
続いてCPU性能に差が出るかを見るために、CGレンダリングベンチマークテスト「CineBench 11.5」を実行して、3D CGレンダリングの速度を確認してみた。当たり前の話だが、CPUが変わらないのだから演算結果はほとんど変わらず、結果は誤差範囲と言えるだろう。
この連載の記事
-
第2回
PC
VAIO PからRetina MacBookまで Windows 8インストール実験 -
第1回
PC
これだけは知っておきたいWindows 8 10の疑問 -
PC
RTM版で最終チェック ここが知りたい!Windows 8特集 - この連載の一覧へ