安く定額通信するならSo-net モバイル 3G
ドコモのFOMA網を利用する「So-net モバイル 3G」は、定額通信制でありながら、SIMカードのみで月2985円、So-netの会員ならば月2775円で維持できる。どちらも2年契約が前提だ。
ただし、直近3日間の合計通信量が192MBを越えた場合に通信速度の制限が予告されており、結構厳しい。たまに屋外でウェブブラウズをするくらいで、自宅ではメールチェック程度というユーザーならば問題ない(関連記事)。
また、WiMAX網を利用した「So-net モバイル WiMAX」も用意されている。こちらは1年契約が前提の「Flat 年間パスポート」で月3590円と、UQ WiMAXより安価。WiMAX圏内が行動範囲でヘビーユーザーなら、こちらのほうがオトクだろう。
Xiをお得なチケット制で効率よく使える「IIJmio」
さらに1契約でSIMが3枚もらえる!
IIJmio「mio高速モバイル/D」は、ドコモのXi網に対応したサービス。このサービスの特徴は、通信に必要なデータ量をクーポンとして購入する仕組みだ。1枚100MBで525円のクーポンを毎月最大30枚まで購入できる。追加クーポンの有効期限は購入した月から3ヵ月後の末日までで、期限内は使い切るまで翌月へ繰り越されるのもうれしい点。
なお、SIMカードのみで端末は用意されていないものの、プランによっては1契約で3枚のSIMカードが提供され、あらかじめ設定されたデータ通信量を3枚でシェアできる。SIMカードを1枚だけ使うのもいいし、複数の端末にSIMカードを挿して回線をシェアする使い方もできる。
月980円で上下128kbpsの通信が可能
ここに525円/100MBで速度制限解除のチケット追加
基本プランには「ミニマムスタート128プラン」「ファミリーシェア1GBプラン」の2つがある。
「ミニマムスタート128プラン」は月945円で、送受信ともに最大128kbps。ここに追加クーポンを購入することで、通信速度制限を解除して、下り最大75Mbps/上り最大25Mbpsの高速通信が使えるようになるわけだ。
チケットを購入していない128kbpsに制限された状態でもXi網への接続が可能なので低遅延ではあるが、画像はさすがに重くて辛い。ただ、テキスト中心やSNSのアイコン読み込み程度ならばストレスなく楽しめる。なお、提供されるSIMカードは1枚のみ(サイズは標準、microSIMから選択可能)。
もうひとつの「ファミリーシェア1GBプラン」は月2940円。このコースでは、最初に1GBのデータ量が提供され、これを使い切るまでは通信速度の制限なく、Xiの高速通信を利用できる。
1GBを使い切ったあとは「ミニマムスタート128プラン」同様に上下128Kbpsとなる。ただ、こちらも100MBで525円のクーポン追加で速度制限の解除が可能だ。また、1契約でSIMカード3枚を入手できるため、複数端末を活用したい人向けである。
hi-hoはルーターセットのプランと
使い勝手のいいSIMカードのみのプランで攻める
インターネットプロバイダーのhi-hoは、イー・モバイルのLTE網を利用したモバイルルーターと、ドコモのXi網によるSIMカードのサービスが用意している。イー・モバイルのLTEを利用したモバイルルーターは「hi-ho LTE typeEM GL01」という名称で、イー・モバイルの「Pocket WiFi LTE(GL01P)」と同じく月3880円で展開している。
「hi-ho LTE typeD」「hi-ho LTE typeD 1GB」は、先に紹介した「IIJmio」と似たサービスだ。利用するのはドコモのXi網。
「hi-ho LTE typeD」は送受信ともに128kbpsだが、データ量に制限がない月980円のリーズナブルな回線。また追加チャージすることで、速度制限が解除される。100MBあたり472.5円。なおSIMカードは1枚。
「hi-ho LTE typeD 1GB」は、月2980円で1GBのデータ量がついてくる。1GBを使い切ったあとは、最大128kbpsに制限され、100MBあたり472.5円の追加で制限を解除できるのは、「IIJmio」と同じだ。使用できるSIMカードは1契約3枚で、やはり複数の端末を利用するユーザーを想定している。モバイルルーターのキャンペーンもあるが、キャリア系サービスのように割引がないため、お得度でいくと低めだ。
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