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【情報更新】月1000円以下の激安データ通信SIMの疑問解決

2013年01月17日 12時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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2012年8月に公開した激安データSIMについての記事を、新製品情報などを追加するなど、内容をブラッシュアップしたうえで再掲載します。

 通信速度が100~200kbps程度に限定されるものの、月1000円を下回る料金で利用できるデータ通信専用の激安SIMが話題になっている。料金・サービスの競争が激しくなっているのが最大の要因だが、どんな環境で使えるのか、どんな製品があるのか、よくわかっていない人も多いはず。

 今回はそんな月1000円以下のデータ通信SIMについての基本的な疑問を、Q&A形式で解説する。

速度制限などはあるものの、なんとワンコインで定額のデータ通信サービスが利用できる時代がやってきた。さて、どうやって使う?

Q1 具体的なサービスはどんなものがあるの?

A1 月980円から、さらに下の料金での争いに発展中。サービス内容にもバリエーションが出ている。

 まずは下の表を参照いただきたい。

  b-mobile スマートSIM 月額定額980 IIJmio ミニマムスタート128プラン hi-ho LTE typeD BB.exciteモバイルLTE 0Mコース DTI Servers
Man SIM 3G 100
楽天ブロードバンド LTE 980円エントリープラン
ネットワーク Xi/FOMA Xi/FOMA Xi/FOMA Xi/FOMA FOMA Xi/FOMA
通信速度 150kbps 128kbps 128kbps 128kbps 100kbps 100kbps
(200MBまで75Mbps)
月額料金 980円 945円 980円(または1万500円/年) 787円 490円 980円
初期費用 3150円 3150円 3150円 4410円 3150円 4200円※
SIMサイズ 標準
/microSIM
標準
/microSIM
/nanoSIM
標準
/microSIM
標準
/microSIM
標準
/microSIM
標準
/microSIM
制限解除
オプション
525円
/100MB
1800円
/500MB
525円
/100MB
472.5円
/100MB
525円
/100MB
945円
/200MB
263円
/100MB
525円
/100MB
最低
利用期間
なし 2ヵ月 1年 2ヵ月 なし 1ヵ月

※:1月17日現在、キャンペーンで3150円となっている。

 一番安価なのはDTIの「ServersMan SIM 3G 100」。速度は100kbpsでFOMAのみの対応(Q4で詳述するようにFOMA端末でしか利用できないという制限がある)だが、月490円という料金が魅力。

 前回の記事公開後に、新たに登場したのが「楽天ブロードバンド LTE 980円エントリープラン」。月980円という、他社と同レベルの料金でありながら、200MBまでは速度制限なしで利用できるのが、最大のメリット。200MBをオーバーしたのちも100kbps制限で継続して利用でき、速度制限解除オプションも用意されている。競争力は高そうだ。

 また、日本通信も従来月980円のSIMはイオン限定だったが、12月に「b-mobile スマートSIM」として、同社直販サイト、Amazon.co.jp、ヨドバシカメラに販路を拡大。速度も150kbpsと若干高速化している(従来は100kbps。イオン向けSIMも同様に高速化した)。

 なお、月額料金のほかに契約時に3000~4000円程度の事務手数料が必要となる。これはSIM発行に要するコストなので仕方ないところ。ただ、今回紹介したサービスは2年契約のような長期の“縛り”はないものが多い。この点は携帯キャリアが提供しているサービスに対して、魅力的な要素と言えるだろう。


Q2 100~200kbpsはさすがに遅い。もう少しだけお金を払っていいので、高速にならない?

A2 速度制限解除オプションを各社用意する。2000円前後のプランというチョイスもある。

 普段は100~200kbpsの通信速度で利用していても、高速通信が必要な場面もある。そこで各社とも速度制限解除オプションを用意している。100MBあたり525円前後というサービスが多く、Xi対応SIMと端末の組み合わせであれば下り最大75(100)Mbpsでの通信が可能になる(3Gエリアでは下り最大14Mbps)。

日本通信の通信速度解除オプション「Turbo Charge」は、必要なときだけオンにできるのが便利

 ただし、速度制限解除オプションには使い切りタイプと、必要に応じてオン/オフを切り替えられるタイプの2種類がある。前者は、たとえば100MBのオプションを購入後は、100MB分の通信中はずっと速度制限が解除されたままというもの。後者はSNSを使うとき(低速の通信でいい状況)はオフで、ウェブや動画を見るとき(高速の通信が必要な状況)ではオンというふうに、オプションで購入した分のパケットを節約できる。日本通信とDTIのサービスは後者のタイプで、Android用アプリ(DTIはiOS用もあり)から簡単に切り替え可能だ。

 また、月額料金が2000~3000円程度になるものの、一定の通信量までは、最初から速度制限が解除されているというタイプのサービスも多い。特に日本通信の「b-mobile スマートSIM」は、前述の「月額定額980」から、1GBまで速度制限無しの「月額定額1980」、2GBまで速度制限なしの「月額定額2980」へのプラン変更が料金月ごとに変更可能なので、特に自由度が高い(BB.exciteモバイルLTEは上位コースにのみ変更可能)。

 「楽天ブロードバンド LTE 2980円アクティブプラン」はさらにちょっと変わっており、前日までの3日間で192MBを超える通信をしていると当日は100kbpsに速度制限。翌日はまた直近3日間の通信量で判定されることになる。

  b-mobile スマートSIM 月額定額1980 b-mobile スマートSIM 月額定額2980 IIJmio ライトスタートプラン hi-ho LTE typeD 1GB BB.exciteモバイルLTE 500M
/1GBコース
楽天ブロードバンド LTE 2980円アクティブプラン
ネットワーク Xi/FOMA Xi/FOMA Xi/FOMA Xi/FOMA Xi/FOMA
速度制限無しの通信量 1GB 2GB 1GB 1GB 500MB
/1GB
3日間で192MB
初期分後の通信速度 150kbps 128kbps 128kbps 128kbps 100kbps
月額料金 1980円 2980円 1974円 2980円 2415円
/2835円
2980円
初期費用 3150円 3150円 3150円 4410円 4200円※
SIMサイズ 標準
/microSIM
標準
/microSIM
/nanoSIM
標準
/microSIM
×3
標準
/microSIM
×3
標準
/microSIM
制限解除
オプション
525円/100MB
1800円/500MB
525円
/100MB
472.5円
/100MB
525円
/100MB
945円
/200MB
最低
利用期間
なし 2ヵ月 1年 2ヵ月 1ヵ月

Q3 MVNOとはどういう意味? どうしてこんなに安いの?

A3 自社のネットワークを持たずに、携帯キャリアから回線を借りて提供している。サービス内容を工夫することで料金を安価にしている。

 MVNOとは仮想移動体通信事業者とも呼ばれ、他社から携帯電話のネットワークを借り受け、自社ブランドで提供している事業者を指している。MVNOとしてサービスを提供している、代表的な企業として日本通信やIIJが挙げられる。

IIJのサービスを申し込んで送られてきたSIMは、このようにドコモのロゴ入りである

 他社にネットワークを貸している側の携帯事業者としては、UQコミュニケーションズやイー・モバイルなどもあるが、月1000円以下のデータ通信SIMはすべてNTTドコモのネットワークを利用している。

 MVNOは帯域単位でネットワークを仕入れ、各社が知恵をこらしたメニューを用意してユーザーに販売することで、元の携帯事業者のサービスにはない独自性とお得感のある料金を実現する。

ドコモのサイト内にあるMVNOのユーザー向けのページ。サービスエリアは基本的に同等だ

 なお、ドコモのネットワークを利用しているサービスの場合、カバーしているエリアも基本的にドコモと同様。激安SIMといっても、ドコモの全国に広がるサービスエリアで利用できるのは大きなメリットと言える。

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