最近、黒猫に出会うことが多くて、いや、数えてみたら特に多いことはないはずなんだけど、黒猫って記憶によく残るんだよね。黒いから、というより、撮るときに気を使うから。なぜ気を使うのかというと、それは黒いからで、ってことはやっぱ黒いから記憶に残るわけなんだけど、まいっか。
とにかく黒猫は黒いのだ。黒猫は黒いので、何も考えないで撮ると画面に単なる黒い塊が転がってるように見えちゃう。
どうせ黒い塊なら白黒にしちゃえ、ってわけで、まずはこれ。ペットボトルのキャップから水を飲んでるだけなんだけど、白黒にしてシルエットを強調すると妙にカッコよくなるのが面白い。
それはそれでいいんだけど、せっかくだからどんな猫なのかがちゃんとわかるように撮りたい。
まず大事なのは「目を開いてるときを狙う」こと。特に黄色い目をした黒猫だと、目がキランと目立っていい感じになる。
竹藪でくつろいでいた黒猫。目を半分閉じてるときと半分開いてるとき。半分閉じてると半分開いてるは同じじゃないか、とつっこまれそうな気もするが、そこはスルーしてください。やはり黒猫は目を開いててほしいなあという例です(2012年5月 オリンパス OM-D E-M5)
というわけで、目をほとんどつぶっている黒猫と、目を半分開いてる黒猫の図。ほんとは目をくわっと見開いてほしかったんだけど、まあしょうがない。
ついでに舌が出てたら最高である。暗い場所で目と舌だけが見えてる黒猫の姿って、それだけでオツなもの。暑い夏の日、車の下で直射日光を避けてる黒猫を狙ってみたんだけど、見事に黄色い目と赤い舌がワイルドでいい感じではないか。

この連載の記事
-
第949回
デジカメ
猫撮り散歩に最高! 軽くて取り回し抜群のタムロンレンズで撮ると日常がこんなに楽しくなる -
第948回
デジカメ
最軽量・最速AF・長時間駆動! キヤノン「EOS R6 Mark III」が撮影のストレスを激減させる理由と猫撮影で実感したその実力 -
第947回
デジカメ
タムロンの新レンズが猫散歩の相棒に! 広角から望遠まで、地域猫との一瞬を逃さない高倍率ズームの真価 -
第946回
デジカメ
富士フイルムの「X-T30 III」はキジトラだけじゃない! フィルターで瞬時に撮りたい色にしてくれる -
第945回
デジカメ
富士フイルムの新カメラ「X-T30 III」でキジトラを撮ったらケモノっぽくてカッコ良く撮れた -
第944回
デジカメ
「iPhone 17 Pro」は最高のお気軽室内猫撮影スマホだった! -
第943回
デジカメ
猫好き必見! 動きが速すぎる猫のおもちゃ遊び撮影で見るミラーレス一眼の進化 -
第942回
デジカメ
突如訪れた愛猫の死! 過去さまざまな機材で撮影した写真で振り返りつつ悲しみを癒す -
第941回
デジカメ
夕暮れの猫たちを美しく切り取る「iPhone 17 Pro」のカメラに感動!4倍光学ズームと8倍クロップ望遠が便利 -
第940回
デジカメ
ライカカメラ搭載の「Xiaomi 15T Pro」はコスパ最強の猫スマホだった! -
第939回
デジカメ
パナソニック「LUMIX DC-TZ99」が実現する驚きの30倍ズームは猫を撮るのにピッタリだった - この連載の一覧へ











