くす子ちゃんがついに出陣!
悪夢のグラベル戦! メロン号、四国で2年連続リタイヤに
2012年06月04日 18時00分更新
運命のデイ2
天候も路面も最悪な状況に……
30日、デイ2。美川ラリーパークは朝から雨、しかも強い風をともなった暴風雨だ。天候が急変することで知られた久万高原、このまま良い天気が続くはずはない、とは思っていたけど、できれば2日目も好天が続いてくれればと願っていた。これも予想通りとはいえ、こちらはあんまりうれしくないな……。
この日は、「大野ヶ原線」と「西ノ川」という2本のステージと、スキー場ギャラリーステージを組み合わせ、これを2ループする設定。このうち「大野ヶ原線」は登山道のように狭い道幅のコースを9kmもたどる一番の勝負どころで、しかも路面には大きな石がゴロゴロしている難所のステージだ。無理に攻めると、マシンへの負担が相当にデカい。ここは慎重にアタックするようクルーに念押しして、デイ2のステージへと送り出した。
SS(距離) | ステージタイム(トップ差) | クラス総合タイム(トップ差) |
---|---|---|
SS7/大野ヶ原線 Ⅰ (9.06km) | 11:31.5(+24.9) | 40:55.7(+47.3) |
SS8/西ノ川 Ⅰ (5.34km) | リタイヤ(//) | リタイヤ(//) |
SS7/大野ヶ原線 Ⅰ(9.06km)
眞貝選手「1日目とは打って変わって雨となった2日目。勝負どころの大野ヶ原線・下りです。ここはレッキのときからガレ場と泥場のミックスで、とてもドライバー・マシン双方にとってリスキーな道と感じていました。実際に走ってみると“あれ? 結構普通だったな……”という感じですが、走り終わってからそう思っているようでは遅いですね(笑)」
よしよし、SS7のスタートまでにトップ勢の1台がリタイヤ。メロン号はこの難所の「大野ヶ原線」を5番時計で走りきった。これから徐々に上位陣のトラブルが増えてくる頃合だ。このままいけば、メロン号は予想よりも高い順位でフィニッシュすることができるかもしれない!
……ところが!
サービスパークでメロン号の帰還を待つ筆者に、チームスタッフの一人が首をかしげながら報告した。
「さっきヘッドクオーターに行ったんですけど、どうもメロン号がSS8で止まったって情報があるらしいです」
その報告を聞いてる時に、筆者の携帯電話が鳴る。液晶に映し出されていた名前は、コドライバーの田中直哉選手!
田中選手「すいません、SS8、スタートから4.5km地点、コースオフしてドライブシャフトが折れ、走行不能です」
またしても「久万高原ラリー」、リタイヤか!!
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