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痛車でラリー! メロンインテ3年目は頂点への戦い 第5回

くす子ちゃんがついに出陣!

悪夢のグラベル戦! メロン号、四国で2年連続リタイヤに

2012年06月04日 18時00分更新

文● 中村信博 ●撮影/中島正義、うえのふみお

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できるだけ置いていかれないスピードで
上位に食らいつきながら走るメロン号

 事前の予想では、現在クラス2番手を走行しているBOOBOWブーン(村田康介/平山真理組)が優勝筆頭候補と見ていたが、おそらくどこかのタイミングで、BOOBOWブーンがトップを奪取する瞬間が訪れるはず。淡々とステージを走行中のメロン号、それにクラス11番手のCUSCOサトリアと、13、14番手の2台のCJRTサトリアは、上位陣の入れ代わりをのんびり見守ることができるだろう。

SS(距離) ステージタイム(トップ差) クラス総合タイム(トップ差)
SS5/大谷支線 III
(7.94km)
8:25.9(=)28:03.1(+22.7)
SS6/スキー場 III
(1.21km)
1:21.1(+3.6)29:24.2(+22.4)

 セクション3最初のSS5で、前走車がコースをふさいだためディレイ(その時点での最遅タイムを等しく与えてステージをスルーさせる)に。残る1本のギャラリーステージを慎重に走りきって、メロン号は夕暮れせまる美川ラリーパークに帰ってきた。本日最終のサービスC、この1時間のサービスでもメロン号にさしたるトラブルは無く、各部のチェックとニュータイヤへの交換を行なったのみだ。

日の落ちた美川ラリーパーク、煌々と明かりが灯ったブースにメロン号が帰ってきた。この日最後のサービスCは60分間で、各部チェックとともにデイ2で使うフレッシュタイヤへの換装が行われた。これが終わると明日朝までパルクフェルメに入り、誰も触ることができない

携帯でこの日の成績をチェックする眞貝選手。完走ペースなだけに表情にもまだまだ余裕あり?

 この時点でのメロン号の順位は、前と変わらずクラス7番手。しかし、上位陣の2台に深刻なトラブルが出ているという情報をキャッチしていて、明日も無事に走りきることができたなら、我々は労せずしてクラス5位をゲットすることができるはずだ。このセクション3でJN-3クラスのトップが入れ代わり、予想通りBOOBOWブーンがBRIG・elfインテグラを逆転して首位に躍り出た。明日はキツい上り斜面のステージがあるので、4輪駆動車であるBOOBOWブーンの優位が揺らぐことは無いだろう。何もかも、事前の想定通りだ!

サービスCが終了して、明朝までパルクフェルメに保管される各マシン。このエリアの中に入れば、明日のパルクフェルメ解除までスタッフはマシンに一切触れることができなくなる

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