初歩から分かるBD活用講座 第8回

自分好みの機能を追加できるマルチメディア管理ツールNero Kwik Mediaを活用！

整理したファイルを速攻でブルーレイディスクに焼く技

スライドショーを楽しむ

　スマートアルバムやタグの検索で抽出した写真群は、そのまま1つの「スライドショー」として作成できる。ウィザードに従ってタイトルを作成したり、写真の表示時間を指定したりすれば、本格的なスライドショーをカンタンに作成できる。また動画もスライドショーに追加することが出来るので、例えば旅行の全行程を写真、ビデオを交えながら1つのスライドショーとして楽しむことができる。

写真を選択してウィザードに従うだけでスライドショーが完成する

　ほかに、手持ちの音楽CDから音楽データをリッピングしてデータベース化できる。要はiTunesと同様のことができるということ。またこのリッピングの際、Gracenote社のCDDBから自動的に楽曲情報を取得できることに加え、単一ファイルのデータベース照合も出来るので、iTunesで取得できなかったデータベース情報を適用することも可能だ。Gracenote社といえば、ほぼ世界中のCDの楽曲データを網羅しているといわれるCDDBを運営している企業である。登録されていない音楽CDのデータも、リリースされれば世界中のどこかのユーザーが登録することで、即座にデータベースに反映される。

　さらにNero Kwik Mediaの場合、iTunesのプレイリストを取り込み、一元管理することもできる。画像、動画ファイル以外に音楽ファイルも管理できるのも、Nero Kwik Mediaの特徴なのである。

iTunesのプレイリストデータも取り込むことができる

共有機能で写真を公開する

　写真や動画、作成したスライドショームービーなどをSNSを利用して共有するのもNero Kwik Mediaからカンタンに実行できる。写真や動画を個別に編集したり、変換したりする作業は必要なく、Facebook、YouTube、Flickrなど、アップロード先を指定するだけで共有が可能となる。いくつものサービスを利用している人にとってはありがたい機能だろう。

　Nero Kwik Mediaには写真の補正機能も搭載されている。写真のトリミングや赤目除去など、基本的な編集機能を無料で利用できる。

簡易編集機能は無料で利用できる