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西田 宗千佳のBeyond the Mobile第91回

7.7型有機EL搭載、REGZA Tablet AT570の完成度は?

2012年05月17日 12時00分更新

文● 西田 宗千佳

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 今回試用するのは、東芝の新タブレット「REGZA Tablet AT570」(以下AT570)だ。2012年1月に開かれた「CES 2012」で存在を公表したものだが、今夏、同社は4機種6モデルのタブレットをラインナップしており、AT570もその中の1モデルとなる(関連記事)。

 同社製品としてはもっとも小型軽量で、持ち歩きに適した製品でもあるので、本連載でその実力をチェックしてみることにした。東芝が「次なる成長源泉」として期待するタブレットは、どのくらいの完成度になっているのだろうか?

REGZA Tablet AT570

ソフトウエアチューニングが生きている!
画質・音質ともに良好

 AT570の最大の特徴は、7.7インチの有機ELディスプレー(1280×800ドット、アスペクト比16:10)にある。サイズ的にも商品ポジション的にも、このディスプレーありきで作られたタブレット、といってもいいだろう。

ディスプレーは7.7インチの有機EL。発色は多少派手すぎる傾向にあるが、良好といっていい。表面は段差のない完全なツライチで、ディスプレーのみが目立つ

 率直に言って、画質は「さすが」の一言だ。有機ELらしい、強いコントラストとはっきりとした発色が特徴である。液晶パネルとは一線を画したものになっている。発色の良さは美点であり、動画や写真表示に利用した時のクオリティーは、かなり魅力的だ。他方、白を中心に色が少々どきつくなりすぎる、非常に明るい屋外などでは見づらく感じる、という有機ELの弱点もそのままではある。

 東芝のREGZA Tabletには、画質を動画向けに調整する機能「レゾリューションプラス」(試作機ではVideo Enhancement)が用意されている。この機能の効果も大きく、発色・解像感ともに、機能オフ時とは大きく違った印象を受けるようになるはずだ。また、文字などに対する副作用は見受けられないので、通常利用時はオンのままで良さそうだ。

高画質化・高音質化機能はメニューからオン・オフできる。だが通常はそのまま利用していいと感じた

 当然、これらの特性を生かすなら、動画系コンテンツが有効だ。同社のテレビやレコーダーと連携する「レグザAppsコネクト」シリーズのアプリは、最初からインストールされていて、利用者にはプラスだろう。そこまで条件が整っていない場合でも、YouTubeやカムコーダーで撮影した動画などでも、もちろん有機ELの良さは感じられる。テストした時点では、ビデオオンデマンドサービス「Hulu」向けクライアントがまだ未対応で試せなかったが、ああいうサービスは特に向いているだろう。

東芝のAV家電と連携するアプリ群がプレインストールされている(画像中央)。有機ELの鮮やかさを強調するためか、標準の壁紙もかなりカラフルなものになっている

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