解像度1920×1080ドット、15.5型ワイドディスプレーが
作業環境として快適すぎる
筆者の“ジャスティス”として、ノートPCの記事のときはその対象ノートで原稿を作成するというのがある。もちろん、今回もそんな状況で書いているのだが、矢印キー部分だけやや小型であとはフルサイズキーボードということもあり、デスクトップと作業環境の違いをあまり感じない。キーボードはアイソレーション(浮き石)タイプで、キー間も余裕があり、打鍵感がいい。いつもはノートPCの微妙なサイズ違いに慣れるまで時間がかかるのだが、デスクトップと大差ないため、スムーズに作業できた。
タッチパッドとクリックボタンも仕上がりがよく、特に困ることはなかった。ただデスクノートとして使いたいのであれば、別途マウスがあったほうが快適度が上がりそうだ。
キーボードにはバックライトが採用されている。暗いところでもキーが確認しやすいだけでなく、かっこいい。恩恵としては、プロジェクターを使ったプレゼンなど、暗所で何かしらスライドを投影しながらの会議やボーイ&ガールの夜更かしなどの場面で操作しやすい。ななめからキーボードを覗くと光がタダ漏れなのだが、実操作時はキープリントだけでなく、キー周辺も光るため、暗所での視認性はかなりいい。
さて、気になる温度分布だが、キーボードを正面から見て右半分だけが熱をもつ。全体的にほんのりあったかというケースならば気になりにくいが、片側だけだとどうにも気になってしまう。とくにベンチマーク中はそれが顕著だった。STAMINAモードではそれほどでもなかったので、SPEEDモードで最新ゲームで遊ぶという人は、別途キーボードの購入をオススメしておきたい。
自宅や社内など、ちょっとした持ち運びなら楽勝
VAIO SEは、大画面モバイルとうたっていることから、持ち運んでみたり片手で持ったりもしてみた。15.5型ノートという見た目からは重量3kg近い印象なのだが、社内/屋内での移動であれば、約1.87kg(最軽量構成時)のため想像以上に手軽に持ち運べる。
自宅フラッグシップノートといってもいいスペックなので、リビングから自室へ、オフィスでは自席から会議室へといったくらいなら気にならない。また、屋外の場合、電車内で操作するにはサイズ的にちょっと厳しいが、車で移動してどっしりと設置というケースなら使いやすいはずだ。「あ、意外と持ち運べる」という感想で、読者の皆さんにも店頭などで体験してほしいくらいだ。