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仕事&ゲームのどちらも安心、“プチモバイル”にもお勧め!

高性能デスクノート決定版—15.5型「VAIO S(SE)」

2012年04月10日 11時05分更新

文● 林 佑樹

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解像度1920×1080ドット、15.5型ワイドディスプレーが
作業環境として快適すぎる

 筆者の“ジャスティス”として、ノートPCの記事のときはその対象ノートで原稿を作成するというのがある。もちろん、今回もそんな状況で書いているのだが、矢印キー部分だけやや小型であとはフルサイズキーボードということもあり、デスクトップと作業環境の違いをあまり感じない。キーボードはアイソレーション(浮き石)タイプで、キー間も余裕があり、打鍵感がいい。いつもはノートPCの微妙なサイズ違いに慣れるまで時間がかかるのだが、デスクトップと大差ないため、スムーズに作業できた。

 タッチパッドとクリックボタンも仕上がりがよく、特に困ることはなかった。ただデスクノートとして使いたいのであれば、別途マウスがあったほうが快適度が上がりそうだ。

キー配列。矢印キーが気になるくらい。半角/全角キーも小さめだが、この部分は好みが分かれるところだろう。その点以外はとくにクセがなく、標準的で扱いやすいキーボードだ

 キーボードにはバックライトが採用されている。暗いところでもキーが確認しやすいだけでなく、かっこいい。恩恵としては、プロジェクターを使ったプレゼンなど、暗所で何かしらスライドを投影しながらの会議やボーイ&ガールの夜更かしなどの場面で操作しやすい。ななめからキーボードを覗くと光がタダ漏れなのだが、実操作時はキープリントだけでなく、キー周辺も光るため、暗所での視認性はかなりいい。

LEDライトが点灯している状態。薄暗い状況下でもキーの確認が容易

さらに暗い状態にしたところ。もちろん、真っ暗でも快適に打鍵できる。なかなかかっこいい

 さて、気になる温度分布だが、キーボードを正面から見て右半分だけが熱をもつ。全体的にほんのりあったかというケースならば気になりにくいが、片側だけだとどうにも気になってしまう。とくにベンチマーク中はそれが顕著だった。STAMINAモードではそれほどでもなかったので、SPEEDモードで最新ゲームで遊ぶという人は、別途キーボードの購入をオススメしておきたい。

自宅や社内など、ちょっとした持ち運びなら楽勝

 VAIO SEは、大画面モバイルとうたっていることから、持ち運んでみたり片手で持ったりもしてみた。15.5型ノートという見た目からは重量3kg近い印象なのだが、社内/屋内での移動であれば、約1.87kg(最軽量構成時)のため想像以上に手軽に持ち運べる。

 自宅フラッグシップノートといってもいいスペックなので、リビングから自室へ、オフィスでは自席から会議室へといったくらいなら気にならない。また、屋外の場合、電車内で操作するにはサイズ的にちょっと厳しいが、車で移動してどっしりと設置というケースなら使いやすいはずだ。「あ、意外と持ち運べる」という感想で、読者の皆さんにも店頭などで体験してほしいくらいだ。

24型ワイド液晶ディスプレー前にVAIO S(SE)を設置してみた。画面のマグカップなどと比較すると、大きさが分かるはず

写真は、左手を底面に回して片手で持ち、右手でキー操作をしてみたところ。2kg近い重量だが昔のノートに比べたら軽く、この状態でも10分程度なら作業できそう

小脇に抱える持ち方ではあまり重さを感じずに済む。会議室まで移動といった程度ならストレスを感じないだろう

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