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初歩から分かるBD活用講座 第5回

重要ファイルのバックアップも実行できる機会にも!

PC環境の移行にBDを活用する方法

2012年04月08日 13時00分更新

文● 二瓶 朗(グラムワークス)

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移行データをBDに保存する

 さて、転送するファイルサイズを小さくしたら、「次へ」をクリックしてパスワードを設定。さっそくデータをBDに書き込みたいところだが、ここでも1つ気を付けたいポイントがある。

 Windows転送ツールからは、バックアップデータを直接BDに書き込むことができない点だ。そこで筆者は、いったん保存先をローカルHDDにしてデータを保存することにした。保存が完了したら、BDドライブに添付されているライティングソフトやエクスプローラーなどを経由してBDに書き込んでいけばいい(OSやユーザーの使用環境によって方法が異なる)。

データの保存前にパスワードを設定する。パスワード不要なら空欄のまま「保存」をクリックする

転送ツールからBDへは直接書き込めないので、いったんローカルHDDなどに保存してからBDに書き込む

新しいパソコンにデータを転送する

 BDへの書き込みが完了したら、今度は新しいパソコンでの読み込みだ。同様にWindows転送ツールを起動したら、今度は「これは新しいコンピューターです」を選択。そして転送データとしてBD上のデータを選択すればいい。あとは「転送」をクリックすれば、データ移転は完了する。

新しいパソコンでWindows転送ツールを起動し、今度は「これは新しいコンピューターです」を選択

古いパソコンで保存したデータを選択して「転送」する

 最後に、「転送された内容の確認」をクリックすることで、どんなソフトの設定データが移行されたかがわかる。このレポートに応じて新パソコンにソフトをインストールしていけば、基本的には旧パソコンと同様の設定でそのソフトを使用できるというわけだ。この後で、BDにバックアップしたドキュメントや写真などのデータを改めてコピーしていけばいいだろう。

データの転送が完了したら、念のため内容を確認してみよう

転送されたソフトの設定ファイル

 こんな感じで、転送ツールとBDを活用すれば、面倒なパソコンの移行もスムーズに完了する。パソコンの買い替えを検討しているのなら、ぜひBDを利用した環境移行にもチャレンジしてみてはどうだろうか?

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