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漢を磨くイカした13インチサブディスプレーと禁断の合体!

2012年04月09日 11時00分更新

文● 藤山 哲人

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On-Lap 1302改造補完計画を発動!【ノートPC編】

 さてOn-Lap 1301から進化したOn-Lap 1302だが、ちょいと困ったことがある。それはノートPCにつける金具の両面テープがあまりにも強力ってコト。以前の吸盤に比べてガッチリ固定できてイイんだが、一度貼るとなかなか外せネーッ!となる。無理やり剥がそうとすると、ノートPCの筐体まで剥がれそうなので、カッターの刃を少しずつ入れて、切り離すしかない。
 そこで、もう少し金具を取り外ししやすいように改造してみた。とはいっても簡単で、金具の両面テープをマジックテープに変えるだけだ。

本体側と金具側にマジックテープを貼り付けるだけ

 ASCII.jpとしては不覚ながら原型を留める改造だ。ただマジックテープだと少し強度が弱く、液晶パネルを反転させるときに金具(ヒンジ)の部分を押さえながら動かさないと、テープが分離してしまう点に注意してほしい。賢いASCII.jp読者だと

 「こっちも両面テープで剥がせネーじゃん!」

 とツッこまでそうだが、マジックテープを剥がすときは、マジックテープの上からシール剥離剤を染み込ませれば簡単に取り外しできる。なにしろ付属の金具は金属なので、シール剥離剤も使えないのだ。

 さて、普段はスタンドを使い、プレゼンのときにノートPCの背面に付けたいという場合は、1301に習って吸盤を使ってもいい。ホームセンターならどこでも売ってるフツーの吸盤を買ってきて、写真のように穴をジップタイで固定するのが一番簡単だ。ただこれだと、吸盤の高さがかなり出てしまうので、工作に腕がある場合は円筒の支持部分をカッターで切って、瞬間接着剤でくっ付けるといいだろう。

一番簡単なのは吸盤2つをジップタイでジョイントする方法

支持部分をカットして瞬間接着剤でくっ付けたもの

 また少し入手困難になるが、横に渡した棒を支える吸盤があるので、これを入手できればPCに吸盤を取り付け、ディスプレーを写真のように吸盤に引っ掛けるだけでいい。

PCにこんな吸盤を3つ以上取り付ける

支持部分にディスプレーを引っ掛けてやればいい

サーバー用に引き出し式ディスプレーは超便利だせ!

 On-Lap 1301をPCの横に取り付けてオーバークロック時のモニタリング用に使ったが、いかんせんPCの横には本やら美少女フィギュアが積まれていて、ディスプレーを広げるスペースがないのが現実だ。
 サーバーもしかりで、普段稼動させているときはディスプレー不要だが、トラブルが起きるとそうはいかない。そこでほとんど使うことのないディスプレーがサーバにはつながっているだろう。しかも古い800×600ピクセルのディスプレーとか(笑)。
 そこで作ってみたのが、引き出し式のディスプレーだ。

普段はマシンの隙間にしまっておいて、必要なときにまず手前に引き出す

支持を途中で折って、左右の位置調整と角度を合わせれば快適なサーバー用ディスプレーに!

 「ボールベアリング式のスライドレール」というものを使うともっと簡単にできるのだが、近所のホームセンターで入手できなかったので、ちょっと手の込んだものになってしまった……。

ボールベアリング式のスライドレール。コレを使うとガタツキが少なく強度もあるのでベストなのだが、一般の店ではなかなか手に入らないのが難点。通販サイトで入手するといいだろう。価格は長さによって異なるが、だいたい1本1000~2000円程度。中には2本セット売りもあるが、この工作では1本売りの方がいい

 が! 構造は簡単。手前に引き出すレールと左右に動かすレールを丁番に接合するだけだ。

アルミ棒に引き戸用の車輪をつけ、ガイドレールで挟み込む。ここに普通のフライドレールを使うと、レールに対してねじれがかかるので脱輪してしまうため、自作のレールを利用。ベアリング式のレールなら脱輪しない。写真は上のレールを持ち上げたところ

引き出し用のレールと左右調整用のレールを丁番で接合

左右のレールには通常のスライドレールを利用しているが、脱輪防止のアルミ板を取り付けている

ディスプレー固定用の台座は、アクリル板で製作した

 重い液晶だともっと強度が必要になるので大掛かりになってしまうが、軽量で薄型のOn-Lapならこの程度の改造で十分な強度になる。これならほとんど電源を入れることもないサーバ用のディスプレーにピッタリだ!

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