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Apple Geeks 第72回

iPhone/iPadの「アプリ間連携」を活用する

2012年02月10日 12時00分更新

文● 海上忍

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「URLスキーム」を活用する

 iOSには、他のアプリから起動される方法が用意されている。それが「URLスキーム」で、アプリ開発者は任意の文字列をウェブページURLの接頭辞(http:)の要領で定義できる。前述した「次の方法で開く...」メニューと、機能そのものに大きな違いはない。

 その使い方はシンプルで、URLを開けるアプリを用意し、URLスキームにアクセスする(開く)処理を行なえばいいだけだ。たとえば、SafariからOS標準のメールクライアント「メール」を開く場合、SafariのURLバーに「mailto:」と入力し、「Go」ボタンをタップすればいい。

 なお、URLスキームの定義は必須ではなく、公開する義務もないため、アプリによっては存在さえ知られていない場合が多い。筆者が手持ちのアプリで探ってみたところ、いくつかのURLスキームを発見できたが、これはあくまで氷山の一角だ(表1)。

表1:URLスキームの例
アップル純正/設定関連
アプリ名 URL
Bluetooth(設定/一般) prefs:root=General&path=Bluetooth
FaceTime facetime:
Wi-Fiネットワーク(設定) prefs:root=WIFI
機内モード(設定) prefs:root=AIRPLANE_MODE
設定 prefs:
電話 tel:
ミュージック music:
メッセージ sms:
サードパーティー製アプリ
アプリ名 URL
ATOK Pad atokpad:
Facebook fb:
flickr flickr:
GoodReader ghttp:など
Hulu hulu:
radiko.jp radiko:
Skype skype:
Twitter twitter:
マガストア magastore:

 引数を与えれば、なんらかの処理も可能だ。たとえば、「tel://012-345-678」の要領で、電話のURLスキームに電話番号を引数として与えれば、Safariから電話をかける処理を実行できる。このようなURLスキームをMac版Safariでブックマークとして登録し(iOSのSafariはブックマークを直接編集できないため)、その後同期してiOSのSafariで利用できるようにすれば、いろいろなアプリによる処理をブラウザーで一元管理することも不可能ではない。

このように、SafariのURLバーから電話をかけることができる

 よく知られているURLスキームの代表格は、「設定」の各画面へのショートカットだろう。「prefs:root=●●●●」の要領で指定すると、いちいち設定のトップ画面から階層を掘り下げて操作していくという手間が省けるのだ。

 たとえば、新しい(ソフトウェア)キーボードを追加する画面は、「設定」→「一般」→「キーボード」→「各国のキーボード」の順にタップして開くしかないが、URLスキームを使えば「prefs:root=General&path=INTERNATIONAL/KEYBOARDS」をブックマークに登録しておけばいい。

URLスキームを入力するアプリはSafariだけとはかぎらない。無料アプリ「Open URL」を利用すれば、何度でも繰り返しURLスキームを実行できる

 URLスキームは、今回紹介した以外にも興味深い使い方があるので、対象アプリや使途を調査/整理したうえで、またの機会に紹介させていただこう。

Open URL App
価格無料 作者myb design
バージョン1.1.0 ファイル容量113KB
カテゴリーユーティリティ ユーザーの評価(3.5)
対応デバイスiPhone、iPod touch(第2世代以降)、iPad 対応OSiOS 2.2以降

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