Tegra 3で新生したAndroidタブ Eee Pad TF201の実力は?
2012年02月09日 12時00分更新
Android採用タブレットはもう珍しくないが、ことキーボードをセットにした製品となると、選択肢はまだ少ない。このジャンルの製品といえば、2011年6月に登場したASUSTeKの「Eee Pad Transformer」シリーズが思いつく。今回試用するのは、その最新モデルとなる「Eee Pad TF201」(以下TF201)だ。前モデル「TF101」に引き続いて、連続での紹介となる。
TF201はデザインだけでなく、中身にも注目が集まっている。プロセッサーが、NVIDIAの最新チップ「Tegra 3」になっているからだ。素早いリニューアルで登場したTF201は、どのくらい洗練された商品になっているのだろうか。
薄く、軽くなって完成度アップ!
Eee Pad TFシリーズの最大の特徴は、タブレット部に加えて、分離式のキーボードが用意されていることだ。このキーボード部は「モバイルキーボードドック」と呼ばれており、バッテリーとUSBなど各種インターフェースが内蔵されている。日本にでは、この両者がセットになって販売されているのがTFシリーズ、ということになっている。モバイルキーボードドックを取り外せば薄型のタブレットに、くっつければモバイルノートのようなクラムシェル型に、と“変形”するわけだ。バッテリーは本体側から消費され、モバイルキーボードドック側はそこに「充電していく増設バッテリー」ような感じで動作する。
ドックのギミックそのものは、前機種TF101と大差ないものの、実際に手にしてみると、両者から受ける印象はまったく異なる。TF101が「ちょっと薄いけど普通のモバイルノート」のようだったとすれば、TF201は同社の「ZENBOOK」に代表される「薄型のUltrabook」に近い印象になった、と言える。
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