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四本淑三の「ミュージック・ギークス!」第85回

なぜ学研が楽器屋でシンセを売るのか?

2012年01月28日 12時00分更新

文● 四本淑三

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 学研と言えば「科学」と「学習」。もちろん真っ先に連想するのは、あの付録の数々だ。

 「学習」は2009年冬号、「科学」は2010年3月号で休刊となったが、その編集スタッフがそのまま作っているのが「学研 大人の科学マガジン」である。実験キットや摩訶不思議なオモチャを、本の付録という体裁で書店を中心に展開。中には10万、20万という部数が出る人気の号もある。

 大人の科学マガジンには「別冊」もあり、アナログシンセサイザーSX-150が付録の「シンセサイザークロニクル」などがある。大人の科学には「製品版」もあり「スターリングエンジン」や「メカモシリーズ」など、こちらは大型量販店や玩具店中心の展開だ。

 その大人の科学のラインナップに「サウンドガジェットシリーズ」が新たに加わった。大人の科学としては初めて楽器店中心に展開するシリーズで、その第一号がアナログシンセサイザーの「SX-150 markII」。名前の通りシンセサイザークロニクルの付録、SX-150の上位バージョンである。

SX-150 markII

 サウンドガジェットシリーズで楽器メーカーに変身した大人の科学の製品は、大手楽器メーカーのそれと比べてみると相当に変わっている。それは楽器の自作コミュニティに近いところで開発を行なっている点だ。

 SX-150 markIIの設計は「達人と作るアナログシンセサイザー自作入門」の著者である岩上直樹さん。自作シンセ界では「ganさん」として有名な彼は、当然ながらシンセの回路設計に精通した人だが、他に仕事を持つホビーエンジニアである。また、このサウンドガジェットシリーズでは、やはり自作楽器界で有名な宇田道信さんの開発した「ウダー」の量産化も進めている。

 そこで、なぜこうした楽器の製造販売を行うようになり、またそれが可能になったのか。学研 大人の科学編集部の金子茂編集長と古川英二さんにお話を伺った。

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