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とある書き手の小物調査ーガジェットチェックー 第10回

にゃんこ型トイカメラは写りだけじゃなく見た目も楽しい!

2011年11月22日 16時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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写りは超ランダム

 トイデジのお約束だが、写りは同じ状況下でも全く同じにはなりにくい。カラーモードは、ビビッドなカラーモードとモノクロモードの2種類。本体モードボタンを押すごとに切り替え可能だが、TVか専用モニターに接続しないとメニューは見えない。今回の貸与ではビデオケーブルが同梱されていなかったのでチェックできなかったが、サイトを見るにトイな感じのモノクロなので面白そうに感じた。インターバル撮影は、外部出力しなくても可能で、モードボタンを数回押してステータスLEDが青と緑色に発光するのを確認したら、シャッターボタンを押す。次にシャッターを押すまで、1秒ごとに1枚撮影し続ける。マグネットを利用して、どこかしらにつけておき撮影するといい感じの連続写真が撮影できるというわけだ。

撮影がOKな状態になると緑色LEDが点灯。シャッターを切って撮影が終わるまでは消灯する

セルフタイマーモード時は左目がオレンジに輝く。中二的でいいぞ! モードボタンを押して、LEDが青色に点灯したらセレクトボタンを押すと左目が光り、シャッターでカウントダウン開始。このときは内蔵スピーカーからSEが鳴る

 早速カラーモードのみだが、あれこれ撮影してみた。まず屋外の写りは、基本的にビビッドで日中であれば光源の位置でだいぶ雰囲気が変わってくる。室内はちょっと薄暗い感じのロモ調になりやすい。これも雰囲気が出やすくて、そのままSNSなどにアップしてもいいくらいだ。夜間はというと、ISOの上限があまりないのか写らないことのほうが多い。インターバル機能でしぶとく粘るのがいいかもしれない。また室内や夜間の場合は、ISOが高くなり、ノイジーになってしまうが……もともとその辺りは気にしないジャンルの製品なので、敢えて気にしない方がいいだろう。

インターバル撮影モードの時は青と緑色のLEDが同時に点灯する。モードスイッチを2回押して、セレクトボタンを押す。それからシャッターを押すと、青→緑とLEDが点灯し、緑のときに撮影している。その状態でもう1度シャッターを押すとインターバル撮影を終了する

マグネットで重力を無視した状態での設置もOKなので、普通にシャッターを切っても、いつもと違う様子が撮影できるだろう

日中の写真。緑色や赤色でだいぶ鮮やかな感じになる。光の差し込みもダイレクトすぎて楽しい。フィルター処理が当たり前になったスマホではまずこんな絵にはならない。日中の写真がいちばん楽しい絵と出会えるだろう。

室内の写真。普通の蛍光灯下で撮影してみたものと、ハロゲンライトを撮影してみたもの。ホワイトバランスは精度高めだが、毎回微妙に異なる。一番右は20cmくらいの距離で撮影した。仕様書にある焦点距離よりもだいぶ近いのだが、意外にピンが合っていた

夜間撮影。大半が真っ暗の状態で、信号の光だけなんとか拾っているくらいだった。すぐ手前に街灯があってだいぶ光量はあったのだが

インターバル撮影をしてみたもの。LEDが緑色だけになるときにシャッターなため、慣れてくるとタイミングが取りやすい。画角がわからないのも楽しもう

 動画もころころとホワイトバランスが変化するため、日中だけでなく室内でも面白そうな絵が狙いやすい。ちなみに光源はハロゲンライト1000W。だいぶ明るいのだが、動画ではかなり暗め。

 なお、本記事作成にあたりネコちゃんを狙うつもり満々だったのだが、残念ながらご近所のネコさんたちが寄ってきてくれなかった……。

 なお、撮影時はレンズの向きに注意しよう。右目に内蔵されたレンズは少しだけ上に向いている。サイトによると約2.5度上を向いており、脳内ファインダーよりもちょっとだけ上にずれてしまう。

もうすぐプレゼントシーズンですよ!

 トイデジファンにはビジュアルからもオススメしたい一品。そうでない人にもオススメしたい理由はパッケージだ。パッケージデザインが可愛く、ちょっとお高めのプレゼントとしてもよさそうなので、何かしらのイベント用にもチェックしておくといいだろう。個人的にはストラップホールがあるから、スマホのアクセ兼カメラな扱いもいいんじゃないかと思う。ああ、筆者はプレゼントのご予定もないので個人的に買おうと思うのよ。

最後にパッケージ。カバーを開くとニャーン!!

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筆者紹介――林 佑樹

 フリーランスの編集・ライター・フォトグラファーなど、よくわかんない生活を満喫する一級在宅士。媒体問わずエンジョイする系。最近はスマホ漬けライフ。
 編集部でダークソウルをプレイしている人が微妙に増加中らしい。右手・グレートクラブと左手・ラージクラブの本気狩る鈍器スタイルで迎え叩きつぶす所存。


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