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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第88回

Before編

PC・スマホと連携できる体重計を活用してダイエットする技

2011年11月01日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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無線LANでデータをアップ
スマホでチェックできる「WiFi Body Scale」

 WiFi Body Scaleはなんといっても、デザインが格好いい。体組成を計測する電極が見えないようになっており、ブラックのガラス板がインテリア風の雰囲気を醸し出している。サイズは32cm四方で、高さは23mmとスリム。無線LAN機能を内蔵しており、ワイヤレスでデータをアップロードできるのが特徴だ。電源は単4電池を4本利用し、無線LANは802.11b/gに対応。8人までのユーザーデータを管理することができる。

 スペック的にはHBF-208ITよりも高く感じるが、実売価格も約2倍高い。大事なのは使い勝手なので、たっぷりと使い込んでいこうと思う。

 まずは「Withings」のサイトからアカウントを作成し、ログインする。ソフトをダウンロードし、セットアップウィザードを起動。初回のみUSBケーブルで接続する。無線LANのネットワークと暗号化キーを入力すれば完了だ。後は、乗るだけでデータが転送されるようになる。

「Withings」にログインする

端末裏面のボタンを押す

「体重計を設定する」をクリックする

設定ソフトをインストールする

ウィザードを起動

初回設定時のみ、USBケーブルで接続する

絨毯の上に置く場合は、付属の足を装着する

乗るだけで自動的に体重と体組成を計測し、無線LAN経由でデータをアップロードしてくれる

 計測結果は体重が88.9kg、脂肪が21.0kgだった。HBF-208ITでは、体重が88.7kgとほぼ同じ。脂肪が24.3kgとやや違いが出たが、翌日計測したところ脂肪は25.3kgだったので、初日の計測がうまくいかなかったのかもしれない。

計測データが自動的にサーバーに送られ、グラフで表示される

iPhoneアプリも用意されており、外出先で体重の推移をチェックできる

毎日体重計に乗ることそのものがダイエット意識を高める

 この原稿を書いている時点で、すでに計測を始めて3週間が経過している。体重の推移は後編で述べるとして、食事に対する意識が大きく変化した。運動する時間などはないのだが、1日3食、1食に付き1人前という当たり前のボリュームが実現できるようになった。最初の数日は空腹が苦痛だったが、企画のために頑張っていると、徐々にラクになった。週末食べ過ぎると、翌日の体重が普通に増えていて、インパクトがある。以前は、5kg単位でしか増減を把握していなかったが、毎日乗っていると500gでも反省するようになるのが大きなメリットだ。

 何より、計測とPC連携がラクなのがうれしい。寝ぼけたままただ乗るだけでいい。そのため、ほぼ毎日計測することができた。あと1ヵ月、毎日体重計測を実行しようと思う。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)、「ポケット百科 GoodReader 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)。


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