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速くて便利! 実測でわかるモバイルデータ通信 第5回

75Mbpsは伊達じゃない!? NTTドコモ「Xi」ルーターを試す

2011年09月29日 12時00分更新

文● 宇野貴教

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今回はLG電子製のモバイルルーター「L-09C」を使用してXiを試した

今回はLG電子製のモバイルルーター「L-09C」を使用してXiを試した

 NTTドコモのLTE通信サービス「Xi(クロッシィ)」は、理論値で約37.5Mbps(一部屋内において最大約75Mbps)という次世代通信サービスである。同社からXi対応タブレット端末が発表されるなど、年末に向けて期待の高まるサービスである。

 Xiのサービス開始は2010年12月のため、東京23区内でも山の手線外側は未対応エリアが点在する(2011年8月末時点)など現在整備中という印象だが、Xi未対応エリアでもFOMAによる通信も可能となっている。

 もちろんFOMAだと通信速度は遅くなるが、「どこでも繋がる」というのは心強い。Xiの対応エリアは急速に拡大しているので、先を見越して考えるならば、なかなか魅力的なサービスと言える。

 今回はXiに対応した初めてのモバイルルーターとなる「L-09C」を使って、そのスピードを検証してみた。

10月から新料金プランになるXi

新料金プランの課金イメージ

 同社は10月上旬にXi用の新しいデータ通信専用プランを提供する(関連記事)。具体的には、定額型の「Xiデータプラン フラット」(月額5880円)と2段階型の「Xiデータプラン2」(月額3970~6405円)があり、それぞれに2年契約が前提の「Xiデータプラン フラット にねん」(月額4410円)、「Xiデータプラン2 にねん」(月額2500円~4935円)を用意する。

 なお、上記の金額は「Xiスタートキャンペーン」により、上限金額から1575円割り引かれたものとなる。キャンペーン期間中(2010年12月24日~2012年4月30日まで)にXiデータ通信専用プランに加入したユーザーは、2012年4月末まで上記の割引が適用されるが、それ以降は月額上限に1575円がプラスされる。

 いずれのプランでも1ヵ月で7GBを超えるデータ通信を行なうと、その月中は最大128kbpsの通信スピードになる。ただし、2GBごとに2625円を追加で支払うように申し込みを行なえば、引き続き最大75Mbpsの高速通信が利用できる。

 なお、この“7GB制限”は来年10月1日から開始される予定で、2012年9月30日までは7GBを超えても追加費用なしに高速通信が行なえる。

モバイルルーターとしては大きめのサイズ

このような大きめのポケットなら問題なく入るが、シャツの小さなポケットだと厳しいかも……

このような大きめのポケットなら問題なく入るが、シャツの小さなポケットだと厳しいかも……

 LC-09Cの外観は、一般的なモバイルルーターと異なりかなり個性的だ。まず、本体サイズは幅64×奥行き15.9×高さ122mmと、スマートフォンとほぼ同等なサイズである。重さも約156gで、手で持つとずっしりとした感じがする。

 モバイルルーターの中ではかなり大きく重いため、コートやジャケットのポケットであれば問題ないが、シャツの胸ポケットに入れておくのはちょっと厳しいという印象だ。

 デザインは高級感があり、質感やボタンの感触も申し分ない。通信状況や電池残量などは表面の液晶ディスプレーにアイコンで表示される。液晶がやや小さいものの、視認性は太陽光下でもある程度見えるので、状況確認はスムーズにできる。

本体の蓋を開けると、巨大なバッテリーが現われる。バッテリーの下にはmicroSDカードスロットとSIMカードスロットがある

 本体が大きく重い原因は、容量2700mAhという巨大なバッテリーを搭載しているためだ。一般的なモバイルルーターが1500~2000mAh程度なので、かなりの大容量というのがわかる。

 バッテリー駆動時間は、カタログスペックでXi接続が連続約6時間、FOMA接続が連続約8時間。大容量バッテリー搭載ということを考慮すると、Xiでビジネスタイムをフルカバーできる駆動時間が欲しかったところだが、毎日充電する使い方であれば十分な数値だ。

本体上部に電源ボタンを搭載。起動はかなり速い

本体上部に電源ボタンを搭載。起動はかなり速い

 モバイルルーターは起動から通信が行なえるまでに待たされる製品が多いのだが、LC-09Cは電源ボタンを押して通信可能な状態になるまで15~20秒ほどとかなりスピーディー。また、無線LANのオン/オフも数秒程度で切り替えられるため、本体の操作にストレスがない。

 素早い起動と無線LANのオン/オフを駆使すれば、バッテリー駆動時間を延ばすのも容易であり、節電を意識すればバッテリー駆動時間はカタログスペックよりもかなり長くなるだろう。

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