NTTドコモは、初のXi(クロッシィ)対応タブレットとなる2製品、「ARROWS Tab LTE F-01D」(富士通製)と「GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D」(サムスン電子製)を発表した。現在発表会が開催中だが、速報として両端末の概要をお届けしよう。
この2製品の共通点は10.1型(1280×800ドット)ディスプレーと、OSにAndroid 3.2(Honeycomb)を採用。そして次世代通信規格のLTEを用いた、ドコモの高速通信サービス「Xi」に対応している点。また、ともにテザリングに対応しているので、タブレットならではの大容量バッテリーを活かして、無線LANルーターとしても活躍するはずだ。
防水とワンセグが最大の特徴の
富士通「ARROWS Tab LTE F-01D」
富士通製の「ARROWS Tab LTE F-01D」は、国内メーカー製端末らしく、防水機能(IPX5/IPX7)とワンセグに標準対応しているのが最大の特徴。これにより、お風呂やキッチンなどでも水濡れを気にせずに端末を使える。
またハンドジェスチャーコントロール機能は、直接画面に触れずにある程度離れたところからジェスチャーで端末を操作できるというもの。複雑な操作はできないものの、油や水がついた手で画面に触る必要がない。
また、ディスプレー周りにはステレオスピーカーが搭載されており、映画やライブ映像が迫力の音声で再生される。これだけ機能が満載で600gを切る重量なので、家でも外でもお気に入りのコンテンツを堪能できるだろう。
サイズは幅262×高さ181×奥行き11.3mmと、A4サイズに近い感覚。大学ノートを持ち運ぶように扱える。CPUはTi製「OMAP4」ベースのデュアルコア(1GHz動作)とのこと。
サムスン電子がここでもハイエンド端末の地位をゲット
「GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D」
次に「GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D」。こちらは海外ですでに発表されている「GALAXY Tab 10.1」の、ドコモ&LTE対応版と言えるモデルである。
当然のことながら、現行の「GALAXY Tab」からは大きく進化している。CPUはデュアルコアタイプの第3世代Snapdragon(1.5GHz動作)。バッテリーも7000mAhの大容量で、外出先でも安心して使えるだろう。そのうえ565gという軽量ボディーである。GALAXY S IIに続き、タブレットでもサムスン電子がドコモのハイエンド端末の地位を占めたといっていい。
さらにデュアルスピーカー搭載で、フルHDの動画を再生でき、HDMI変換ケーブルを使えばテレビにも動画を出力可能である。また、WordやExelといった文書ファイルを編集・閲覧できる「Polaris Office」がプレインストールされている。
GALAXY Tab 10.1のサイズは幅257×高さ175×奥行き8.6mmと、ARROWS Tabに比べると若干コンパクトな程度。
ASCII.jpでは引き続き、発表会の様子や製品の操作感などについて掲載していくので、お楽しみに!
ARROWS Tab LTE F-01D | GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D | |
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メーカー | 富士通 | サムスン電子 |
ディスプレー | 10.1型液晶 | |
画面解像度 | 1280×800ドット | |
サイズ | 262×181×11.3mm | 257×175×8.6mm |
重量 | 約597g | 約565g |
OS | Android 3.2 | |
カメラ画素数 | リア510万画素、フロント130万画素 | リア320万画素、フロント220万画素 |
バッテリー容量 | 6560mAh | 7000mAh |
テザリング | ○ | |
FeliCa | × | |
ワンセグ | ○ | × |
赤外線 | × | |
防水 | ○ | × |
spモード | ○ | |
カラバリ | Eternal White | Pure White |
発売時期 | 10月中旬 | 10月上旬 |