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Lenovo Ideaシリーズ大研究 第74回

IdeaPad S205が搭載する FusionAPUの実力をチェック!

2011年08月10日 11時00分更新

文● エースラッシュ

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本領を発揮できるのが、HD動画の再生

 次に一般的なアプリケーションの利用や動画再生など、様々な場面での使い勝手を試してみた。

1080pのHD動画再生でも、それほど負荷が高くない状態で再生が可能だ

 Officeソフトは標準でインストールされていないが、手持ちのMicrosoft Officeをインストールして試用してみた。単体であれば何のストレスも感じることなく利用できる。

 11.6型の液晶ディスプレーはノートの中でも比較的小型であるが、1366×768ドットの解像度があるので、情報量的には問題がない。表示も高精細だ。文書作成はもちろん表計算ソフトの使用でも不自由に思うことはなかった。

 ウェブブラウザーでネットを見るような場面でも性能は実感できる。例えばFlash動画の再生などがコマ落ちして困るようなことはまずないだろう。

 YouTubeでHD画質の動画を再生しても、コマ落ちがほとんど生じない。モバイルノートで高負荷な処理と言えば、H.264形式の動画再生がまず思い浮かぶが、タスクマネージャでCPUの負荷を見てみると、ブラウザを起動して動画再生を始めるときに、瞬間的に100%の占有率になったのち、負荷は急激に落ち、再生中は30%程度の状態で安定していた。

 実際の用途を考えてみると、ノートパソコンに求めるのは画面の広さ、ビジネスアプリ(場合によってはHD動画にも対応できる)が快適に動く性能、キーボードなどの打ち心地、そして携帯性とバッテリーの持ちだろう。

 FusinAPUの搭載によって、IdeaPad S205はこのあたりをとてもバランスよくまとめた内容になっている。これならばメイン使いのノートにも十分なりうるだろう。さらに4万円台で買えるリーズナブルさも持っている。

 中々充実感のある製品に仕上がっていると言えそうだ。

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