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Lenovo Ideaシリーズ大研究 第73回

お手軽価格で、日常的な使い勝手に優れる

Idea Pad S205が新世代のエントリーモバイルを切り拓く

2011年08月10日 11時00分更新

文● エースラッシュ

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高性能をコンパクトなボディーに集約

 IdeaPad S205は、11.6型ワイド(解像度1366×768ドット)のディスプレーを採用し、重量は約1.3kg。クラス的にみるとAtomベースのネットブックよりは性能にずいぶんと余裕がある。

パームレストに貼られたAMD Visionのロゴ

 1クロック当たりの性能や消費電力の低さでは、最近のCULVノート(ひと世代前の超低電圧版Core i3などを利用しているケースが多い)と同等か若干劣る程度だが、高性能を要求されるハイビジョン映像の再生などでは、上述したグラフィックスチップの支援がよく働くので、十分に快適な使用感が得られるだろう。このあたりは次回詳しく見ていく。

 それ以外のスペックでは、メインメモリーが標準2GB(最大8GBま)、HDDは320GBを内蔵する。OSはWindows 7 Home Premium(64bit)だ。Atom搭載機では最大2GBメモリー、OSもWindows 7 Starterとなる機種が一般的で、なので、使い勝手には大分差が出る。ここもアドバンテージとなる部分だ。

独特な形状の放熱口

 本体は光学式ドライブを内蔵しないスリムタイプ。最近では必須とは言えないが、ソフトのインストールやCDのリッピングなどでどうしても必要な場合は、本体側面に3つ用意されたUSBコネクタに、別途購入した外付けDVDドライブなどを接続する形となる。

USBポートのほかに、アナログRGB出力とHDMI出力の両方を装備

 また、HDMI出力/アナログRGB出力や6in1カードリーダーも内蔵する。デジカメの画像データを扱ったり、プロジェクターやテレビに接続するのも簡単だ。

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