ちらつきもなく長く3D映像が楽しめる
実際の使い勝手を試してみると、はっきりと立体感のある映像がかなり楽に楽しめた。筆者は視力が悪く、左右の視力にかなり差があるという3D視聴に向かないタイプだが、それでもまったく問題は感じられないほどだ。
まず利用にあたっては3DメガネとIRエミッターをUSBポートに接続する必要がある。「3D Vision プレビューパック1」を起動するとメガネの接続や調整のためのウィザードが表示されるから、手順にしたがって設定しよう。すべての設定が完了すると、自動的に3D画像のスライドショーが始まる。
すでに体験しているユーザーも多いだろうが、最近の3D映像は基本的に飛び出してくるというよりは、奥行きが感じられることを意図して制作されている。スライドショーで3Dの静止画を見ると遠景と近景の差がはっきりと感じられる。IRエミッターのダイヤルを操作すると3Dの深度を調整できるのだが、最大にしてもぶれてしまうことはなく、きちんと3Dに見えるのが好感触だった。
ディスプレーが光沢のないノングレアタイプであることも好都合なのか、見ていて疲れが少ない。付属するメガネはかなり大型で、今時のスリムなメガネならその上から装着することも可能だ。3Dメガネは普通のサングラスよりも重いし、ケーブルも付いているために多少違和感はあるが、慣れてしまえばそれほど気にならないだろう。
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