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T教授の「戦略的衝動買い」 第140回

ハイグレードG-SHOCK「MRG-8100」を衝動買い!

2011年03月25日 12時00分更新

文● T教授

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 また、DLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)という硬質膜を加える表面処理加工を行なっているため、表面は滑らかな状態となり、見た目が美しいだけでなく傷が付きにくくなっている。使用頻度の多いバンドのバックルやロック機構の耐摩耗性も強化しており、装着の際の確実なクリック感を長く感じられるようにした。

ケース正面の小さな4ヵ所のネジはDLC加工がなされ、G-SHOCKのメカニズムの楽しさをデザイン的にも実現している

チタン製のプッシュボタンなども、DLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)加工によって表面が滑らかに仕上げられている。また、正面4個のネジのカットは「+」型、対して側面の4個のネジは「-」カット。+と-が混在するため好き嫌いは分かれるが、製作者のこだわりだろう。好きな人だけが買えばいい腕時計なのだ

 MRG-8100は、従来のG-SHOCKが得意とする「耐衝撃構造」や「防水構造」など、タフさへの構造的なこだわりに加えて、ハイグレード腕時計には必須の「素材へのこだわり」と、その素材と構造デザインから導き出された「必然の造形美へのこだわり」を備えた腕時計だ。チタンブラックのベゼルがスーツの袖口からのぞいてもサマになる。

MR-Gと自信満々にエンボスされたチタンの背面カバー

ベルトのワンタッチ施錠/解錠/ロック機能は、クリック感がありつつスムーズだ。経年変化も少ないと聞いているので楽しみである

 腕時計の国際舞台で、伝統ある欧州の腕時計メーカーの商品と肩を並べるにはまだ少し時間がかかるだろうが、先行するセイコー、シチズンに続いてハイグレードな腕時計がカシオから登場したことは素直に喜びたい。

 MRG-8100は、ほんの少し腕時計に詳しくて、お節介な上役から「君、良い腕時計してるねぇ~」という嫌みを言われても、「いやぁ~カシオの安物なんですぅ~」と切り返せる楽しさを持った、分かる人には分かるこだわりの大人の腕時計なのだ。

MRG-8100は、ほとんどの外装素材がチタンだが、限りなく黒に近いカラーだ。一緒に持ち歩くモノも当然、黒系や無彩色系がよく似合う


T教授

今回の衝動買い

アイテム:カシオ「G-SHOCK MRG-8100B-1AJF
価格:31万5000円

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。

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