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T教授の「戦略的衝動買い」 第140回

ハイグレードG-SHOCK「MRG-8100」を衝動買い!

2011年03月25日 12時00分更新

文● T教授

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基準によって意見は違うだろうが、「G-SHOCK MRG-8100B-1AJF」はカシオが誇る最強の腕時計だ

 一般にカシオのG-SHOCK腕時計と聞くと、どちらかといえば「アスリート系」や「山岳系」、あるいは「ストリート系」の”若者がする腕時計”というイメージが強いはずだ。

G-SHOCKシリーズは、一般的にはアスリート/山岳/ストリート系の若者腕時計というイメージが強いはず

 そのため、真面目な堅い会社のビジネスマンが”オン・ビジネス”用腕時計を選ぶという場合、他社製品か、カシオ製品であればG-SHOCKブランドはパスして、ドレッシーでスタンダードな「EDIFICE」(エディフィス)や「OSEANUS」(オシアナス)など、別ブランドを選ぶのが一般的だろう。

お堅い会社のビジネスマンでも利用しやすい腕時計。左から、セイコーウオッチ「グランドセイコー スプリングドライブ GMTモデル SBGE001」(55万7500円)、カシオ「EDIFICE EQW-M1000DB-1AJF」(4万3000円)、そして今回紹介する「G-SHOCK MRG-8100B-1AJF」(31万5000円)

カシオ「G-SHOCK MRG-8100B-1AJF」

 そんなG-SHOCKシリーズにも、昨今ではビジネスシーンの最前線でも十分通用する腕時計が登場してきている。「MR-G」というG-SHOCKサブブランドの中でも、最大のこだわりと最高の品質、最強のタフさを併せ持った最上級腕時計「G-SHOCK MRG-8100B-1AJF」(以下、MRG-8100B)が、今週の衝動買いアイテムだ。

「G-SHOCK MRG-8100B-1AJF」。文字盤の構成はそれほど奇をてらったモノではなく、9時位置に機能表示と曜日表示、6時位置に24時間時計、3時位置にはデュアルタイムを表示できる。アラーム機能やストップウォッチ機能も搭載している

現在、東北地方太平洋沖地震の影響で、福島県大鷹鳥谷山からの日本標準時の電波送信が止まっている。MRG-8100はソーラー電波腕時計なのだが、そのため単なる「耐衝撃クォーツ腕時計」として活用している。震災地の復興を祈るとともに、大鷹鳥谷山の送信局の復活を待ちたい

 MRG-8100Bは、若年層やアスリート向けなど、樹脂製腕時計の代表選手だったG-SHOCKブランド(とMR-Gサブブランド)に「大人」、「知的」そして「タフ&ハイグレード」という、新たなベクトルを与えた世界戦略モデルだ。

1983年発売の初代製品「DW-5000」のスクウェアデザインを引き継いだ「DW-5600」シリーズは、今なおベストセラー。最近ではジュエリーカバー(写真左)などが販売されており、相変わらず人気を保っている。MRG-8100は、その初代製品の耐衝撃性を引き継いだビジネスマンモデルなのだ

 ケース、ベゼル、サイドプロテクター、バンド、裏蓋など、すべての金属パーツに超軽量で錆にも強いチタン素材を用い、パーツ同士を固定するネジに至るまで深層硬化処理と呼ばれる特殊な表面処理を施して、表面硬度を硬く傷つきにくく強化している。


「戦略的衝動買い」とは?

 そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。

 それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。

(次ページへ続く)

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