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Lenovo Ideaシリーズ大研究 第9回

地デジ対応スタイリッシュマシンを、お手頃価格で買う

IdeaCentre B305 (1)──超激安だけどイケてる一体型機

2010年12月10日 12時00分更新

文● シバタススム、写真●篠原孝志(パシャ)

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メディアセンター用のリモコンが付属

 本機のテレビ視聴/録画機能は、Windows 7のメディアセンター機能を活用している。そのため、メディアセンター用のリモコンとUSB接続の赤外線受光部が付属している。

Windows 7のメディアセンター用リモコン。ボタンのデザインはオーソドックスだが、ボタン自体は押しやすい。電源ボタンを押すとスタンバイに移行する。再度の立ち上がりは2秒と高速だ

 リモコンのボタンデザイン自体はオーソドックスだが、ボタンが深すぎず、浅すぎずといったところで押しやすい。日本向けにこだわって開発されたものだそうだ。

 メーカーによっては、ボタンが必要以上に飛び出ていて、しっかりと押さないと、上手く反応しないものも少なくないが、このような部分の作りの良さはさすがメジャーPCベンダーの仕事といったところ。

 リモコンの電源ボタンを押すと、本体がスタンバイモードに移行するが、再度の立ち上がりは約2秒と高速だ。このリモコンを使えば「まるでテレビのようにPCが使える」という感覚を味わえる。ワンルームで一人暮らし……といった場合、パソコンとテレビを部屋に両方置くのは手狭に感じるケースもあるだろう。そんな場合には、地デジチューナーを搭載している本機1台でパソコンとテレビを兼用するという選択肢もある。

このキーボードはまるでThinkPad!

 筆者自身も意外だったのが、キーボードのできの良さだ。10万円以下の“激安系PC”では、本体のCPU性能やAV機能、液晶の解像度などは重要視されるが、それ以外の部分──例えばキーボードは汎用品(悪く言うと安物)が付属していることも多い。

 しかし、B305はこのキーボードがチョット違う。そもそも、イマドキPS/2接続というところからして特徴的なのだが、その最大のポイントはキーの打鍵感だ。機会があればぜひ触れてほしいが、かつてのThinkPadや、PFUの「Happy Hacking Keyboard」といったタッチの良さに定評のある製品を思わせる良さがある。

付属のキーボード。イマドキのキーボードのようにペコペコという軽い打撃感ではなく、指先に吸い付くようなカチャカチャという確かな”押している感”がある

 ペコペコという軽い打撃感ではなく、指先に吸い付くように確かな「押している感じ」が得られるのだ。キートップもよく見ると、ThinkPadに近いデザイン。このキーボードから「安くても妥協はしない」というレノボのコダワリが感じられる。特にレノボは、各種ユーティリティーにスピーディーにアクセスするための専用ボタン(LVTボタン)が付いている。サードパーティでこのボタンが付いているキーボードを探すのは困難なので、打鍵感が良いと言うのは非常に重要なことだ。

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