Lenovo Ideaシリーズ大研究 第9回

地デジ対応スタイリッシュマシンを、お手頃価格で買う

IdeaCentre B305 (1)──超激安だけどイケてる一体型機

Lenovo IdeaCentre B305

地デジ搭載の省スペース機を手軽に

　IdeaCentre B305は、フルHDディスプレーが選べる地デジパソコンであるが、厳選したスペック構成とすることで、コストが上がりすぎることなく手軽に買える価格を実現している。とにかくマニアックにハイスペックを求める層というよりは、情報収集や趣味の一環として、シンプルで基本性能の高いPCが欲しいという層にはとてもいい選択肢となる。浮いたお金を周辺機器など別の用途に使える点も嬉しい

発売時期：2010年10月

　レノボ・ジャパンが7月末から展開している「IdeaCentre B305」シリーズ。同社初の地デジ内蔵一体型デスクトップで、発売当初の実売価格9万円前後。21.5型ワイドのフルHD液晶を搭載した地デジ内蔵機としては激安価格だった。

　さらに10月13日に発表された冬モデルでは、仕様面での変化はほとんどないものの、実売価格は8万円前後とさらに下がり、買い得感が増している。

今回はOffice Home ＆ Business 2010が付属しない地デジモデル（40313DJ）を検証した。なお、Office Home ＆ Business 2010が付属する「40313CJ」と地デジチューナーなしでメモリーが2GB、HDDが320GB、液晶が20型ワイド（1600×900ドット）にスペックを落とした「40313EJ」もラインアップされている

　さて、低価格機の中には「安かろう悪かろう」という機種が確かにある。慎重な人なら、少し身構えてしまうかも知れない。このB305は果たして、「激安だから買い！」なのか「安かろう悪かろう」なのか実機を使って、徹底的に解剖してみたいと思う。