鳥居一豊の「最新AVプロダクツ一刀両断」 第13回
薄型スリムボディには楽しい機能が満載
ローディングが超早! 2.5万円のBDプレーヤー「BDP-S370」
2010年08月18日 12時00分更新
この秋~年末にかけて、BDレコやBDプレーヤーの新製品が続々と登場することが予想されている。理由はもちろん「3Dソフト」対応だが、ハード業界には「3D」を牽引役としてブルーレイディスクへの転換を加速しようという目論みもある。
パッケージソフトとしては今も主流といえるDVDからBDへの転換を図ろうというわけだ。今回紹介する「BDP-S370」は、まさにBD普及のための先兵で、おそらくBDプレーヤー全体でもっとも安価な価格帯で登場する。9月17日発売で、実売価格はおよそ2万4800円だ。
驚きの超薄型ボディ
3D非対応ということで、すでにBDレコやプレイステーション 3を持っている人にとってはあまりインパクトのないモデルと感じるかもしれない。ところが、これがなかなかに先進的な機能を盛り込んだ意欲作となっており、話を聞けば聞くほど欲しくなってしまうはず。
まず、超薄型と言えるボディサイズに驚く。幅430×奥行き219×高さ36mmとなっており、横幅こそコンポサイズだが、その薄さや奥行きはちょっと厚めの雑誌のような感じ。これはもう、「電池を内蔵してポータブル機にしようよ」と言いたくなるサイズだ。
この超薄型フォルムには理由があって、まだまだ現役のHDD/DVDレコの上などに載せて使うことを狙っている。置き場所の心配をすることなく、手軽に買い増ししてBDソフトを楽しめるというわけだ。
超薄型のボディを見ていくと、前面は下部がΣ形にへこんだ形状となっており、基本操作ボタンは最下部の平らな部分に配置されている。「BD-LIVE」のコンテンツ保存をはじめ、静止画や音楽データを再生できるUSB端子も前面に配置している。
背面の入出力端子も必要十分な装備で、HDMI1系統をはじめ、コンポーネント映像出力、ビデオ出力、デジタル音声出力(光1、同軸1)を備える。USB端子は背面にもあり、無線LANアダプターの接続にも対応。このほかに、本機の最大の特徴ともいえるEthernet端子がある。

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