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EqualLogicの新モデルや新ファームウェアも用意

GPUやFusion-IOブレードも載せちゃうデルの新サーバー

2010年07月09日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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新モデルも投入!EqualLogicもますます成長

デル ラージエンタープライズ・マーケティング本部 ソリューション・マーケティング・マネージャの大植吉浩氏

 一方、デル ラージエンタープライズ・マーケティング本部 ソリューション・マーケティング・マネージャの大植吉浩氏からは、ストレージ製品の新機能があわせて紹介された。

自動階層化するDell EqualLogicの新モデル
スケールアウト型ストレージ「Dell EqualLogic PS6000XVS」と「Dell EqualLogic PS6010XVS」が追加された。450GBのSAS HDDと100GB SSDをそれぞれ8台ずつ収納し、パフォーマンスを向上。VMwareのデスクトップ仮想化環境において、起動時間を最大76%まで向上させたという。また、単一の筐体内でデータの自動階層化を実現する。

スケールアウト型ストレージ「Dell EqualLogic PS6000XVS」と「Dell EqualLogic PS6010XVS」

Dell EqualLogicの最新Firmware 5.0
また、Dell EqualLogicの最新Firmware 5.0が紹介された。新ファームウェアでは、「Volume Admin Role」という機能が追加され、管理者とは別にボリューム内の使用領域を管理・変更できるボリューム管理者を設定できるようになった。マルチテナント環境でのユーザーの自由度を上げつつ、管理者の負荷を下げる。
次の「ThinClones」という機能では、クローン作成の際のストレージ容量を節約する。これまでのクローンは未使用領域まで含めて実容量分を消費していたが、ThinClonesでは、あらかじめ用意しておいたテンプレートボリュームから仮想クローンを作っておけば、単に参照情報のみで、実データがコピーされない。開発環境やVDI環境など同一のボリュームを複数使う場合などに、ストレージ容量を節約できる。
さらに、VMwareのvStorage APIに対応し、サーバーを経由していたディスクコピー等をストレージ間で直接行えるようになる。サーバーの負荷を下げ、クローニングやStorage VMotionの高速化に役立つという。
Dell PowerVault MD3200/3200iの追加
 中小規模向けのDAS型ストレージである「Dell PowerVault MD3200/3200i」も追加された。コントローラの性能向上で、既存製品に比べて2倍のパフォーマンス強化を実現。アレイあたりのポート数も増え、扱える容量も増えた。価格はMD3200が74万3400円からで、iSCSI対応のMD3200iが83万5800円から。両社とも出荷済み。

中小規模向けのDAS型ストレージである「Dell PowerVault MD3200

初出時、一部プロセッサー番号が間違っておりました。お詫びし、訂正させていただきます。本文は修正済みです。(2010年7月9日)

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