タッチパネル液晶採用でサイズも大型化
高画質にこだわった「キヤノン iVIS HF-S21」
キヤノンの「HF S21」も、基本的なデザインは従来モデルを踏襲。同社の高級一眼レフカメラと同じ金属の質感を生かした筐体は、高性能機らしい風格がある。
大きく変わったのは液晶モニター部分。新たにタッチパネル液晶を採用したことで、画面サイズが2.7型から3.5型に大型化された。これにともない視野率100%も実現。画素数も23万ドットから92万ドットに高精細化されているので、細かなフォーカスのズレなども精密に確認できる。
また、ダブルメモリースロットの採用も外観上の変化のポイントとなっている。最新の「SDXC」規格には対応していないが、高価な大容量メモリーを使うよりも、安価な容量のメモリーを2枚使う方がコスト面では有利だ。もちろん、内蔵、SDメモリー間のダビングも行なえる。
ソニーと同様に高画質機能や本格的な撮影機能も強化されている。記録モードは従来通り最大24Mbpsの「MXP」モードを踏襲。新機能で見逃せないのは、虹彩絞りの搭載。これに合わせて被写界深度をコントロールできる「絞り優先AEモード」も搭載した。ボケ味を生かした撮影をするならば、これは見逃せないところだろう。
さらには、映画などのフィルム撮影動画と同じ毎秒24フレームでの撮影モードも新採用した。映画ライクな質感での撮影もできるというのはマニアには気になるところだろう。
このような撮影機能の強化は、ミドルクラスモデルとの差別化もあるが、ハイビジョン撮影機能を備えるデジタル一眼レフカメラとの差別化の意味合いもあるのだろう。
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