コミュニティ放送局の番組と連動して本格スタート
―― まずはブログを始めたきっかけを教えてください。
オノ 2003年くらいにMovable Typeが日本で流行りはじめたので、ちょっとやってみようというくらいの気持ちで始めました。内容は何でもよかったんですけど、海外ニュースのくだらないものが昔から好きだったので、そういうネタを拾っていく感じで。ただ3ヵ月くらい続けて、大体ブログがどういうものか分かったので、「もういいや」という感じでしばらく更新を止めていました。
その後、2004年に地元で開局したコミュニティFM局にボランティアで携わる機会があったんですよ。DJといいますか、番組で何かしゃべる機会を。そこでちょっと前に集めていた海外のくだらないネタを紹介する番組にしようと思い立ち、ブログの更新も復活させて、現在に至るという感じですね。
―― それで定期的にポッドキャストがアップされているわけですね。話し方も初期の頃からしっかりしているから、なぜだろうと思っていました。
オノ あー、ありがとうございます。でも本当に素人で、放送局の定期的な研修でちょっとした基礎だけやっている程度なんですよ。ブログでは、コミュニティ放送局といってもFMラジオでしゃべっている人間がこの程度の実力かと思われるのが申し訳なくて、あえて伏せていたんです(笑)。
種明かしすると、あのポッドキャストは放送局で流したものと基本は同じものなんです。地元ネタやラジオネタを編集で切って、違和感のないようにつないで更新しているという感じですね。
―― では、ポッドキャストに登場されている「トミノさん」と「マーサさん」は放送局の方で。
オノ いえ、プライベートで5人バンドを組んでいるんですけど、そのメンバーです。「パプヤブラザーズ」というバンドで、番組名もそこからとりました。そのままですけどね。
―― まったく別に本職も持っているんですよね。それでバンドとラジオとブログも本格的にこなすというのは、かなり精力的ですね。
オノ いやいや。バンドはほとんど趣味のレベルですから。それにバンドもラジオもブログも、それぞれがリンクしているので、別々に色々やっているというふうではないですね。
まず「発信する」という共通項があって、「何を発信する?」となったとき、僕の場合は「くだらないもの」なんですよ。バカバカしい物事をみると人に言わずにはいられない、みたいな感じです。ブログとラジオはまさにそうですし、バンドもそれが原動力になっているところがあるんです。
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