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古田雄介の“顔の見えるインターネット” 第51回

「更新が心の支えだった」ヤフオクウォッチ管理人が語る

2009年06月29日 15時00分更新

文● 古田雄介

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フェラーリより早い御神輿、ダイヤル式のiPhone……ヤフオクにあふれるネタ出品を集めたサイトが「ヤフオクウォッチ」だ

 Yahoo!オークション(以下、ヤフオク)は1999年のスタート以来、順調にシェアを拡大し、現在も国内最大のオークションサイトであり続けている。しかし「ネタ」的な盛り上がりは2000~2003年頃がピークとされている。それから出品や落札の規制が作り込まれ、次第に「タイムマシン(本物)」に代表されるジョーク出品が登場しづらくなっていった。

 ところが、ヤフオクやeBayの面白出品を紹介する大手ブログ「ヤフオクウォッチ」は、ネタ的なピークがとうに過ぎた2006年にスタート。ネットはあらゆるジャンルで「先行者有利」の原則が働きやすいが、「ヤフオク」でGoogle検索すると6番目に表示されるほどメジャーな存在に急成長を遂げている。

 顔の見えるインターネット第51回は、そんなヤフオクウォッチの管理人・F氏に成功のカギについて聞いた。ただ、返ってきた答えは「いえ、戦略なんて考えたこともないです。ヤフオクをネタにしたのも偶然に近いですし」という予想外の自然体コメントだった。では、どんな要素によって現在の結果となったのだろう? F氏の言葉のなかからヒントを探っていこう。

ヤフオクウォッチ

 2006年半ばにスタートした面白出品紹介ブログの定番。ジョーク出品やバレバレの詐欺出品、クオリティが高く高額落札された出品など、話題性の高い情報を扱っている。

 ヤフオクやeBayだけでなく、au oneのモバオクなど、あらゆるオークションサイトを対象に紹介する。1日のアクセス数は数千~2万超PVで推移しており、テレビや雑誌など複数のメディアで紹介されている。F氏は、ライブドア主催のトップブロガーの集い「ブログごはん」にも参加した。

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