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新時代を拓く! シャープの次世代液晶テレビ「LED AQUOS」

2010年01月14日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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 今年の薄型テレビのトレンドはずばり「LED」。LEDバックライト搭載モデルの大幅な普及は、昨年から予想されてきたことであるが、それを可能したのがシャープの「LED AQUOS」(関連記事)で採用したLEDバックライトの構成にある。昨年末に登場した機種であるが、ある意味今年を象徴するモデルになりそうだ。今回は46V型の「LC-46LX1」(実売35万円前後)をレビューする。


LX1の高画質の秘密

LED AQUOS「LC-46LX1」

LED AQUOS「LC-46LX1」

 もともと同社には「XS1」というフラッグシップモデルが存在し、こちらもLEDバックライトを搭載しているが、同じLEDバックライトでも両者はかなり違う。XS1はRGBが独立した3原色バックライトで、映像の暗い部分はLEDも消灯することでコントラストを向上する「エリア駆動」を採用している。

 対して、LX1のバックライトは白色で「エリア駆動」を搭載していない。三原色バックライトは色再現範囲が広いというメリットを持つが使いこなしが難しいし、使用するLEDの数も単純に3倍以上となるなど、コスト面の負担が大きい。エリア駆動も同様にコストが高くつく。これらを省略することで、コスト面ではかなり有利になっている。

 簡単に言うと、従来の液晶テレビの光源とされていた「CCFL」(蛍光灯の一種)をそのままLEDバックライトに交換したのがLX1と言える。LEDバックライトのメリットは省電力というのはもちろんだが、それだけではない。LEDはCCFLに比べてより細かく明るさの制御を行なうことができるので、高輝度~低輝度の表現の幅は広く、その階調も細かくなる。そなわち、高コントラスト、高階調を実現しやすいわけだ。

LED AQUOSのLEDバックライト

LED AQUOSのLEDバックライト

 加えて、パネルは従来とは異なる「次世代液晶パネル」を採用した。これは、光の透過量を調節する液晶の向きを制御する技術に「光配向技術」を採用したもの。簡単に言うと、従来の液晶は電極を中心にドミノ倒しのように液晶分子の向きが順次変わっていく(そのため、応答速度が遅い)が、次世代液晶パネルは、光(紫外線)が照射された分子がいっせいに向きを変えるため、応答速度が速い。

 しかも、従来は液晶分子の向きを揃えるために必要だったリブ(液晶層に設けられる突起状のもの。この突起に合わせて液晶の向きが揃う)やスリット(液晶分子の配列のために液晶層を細かく分割する構造)が必要ないので、開口率や光漏れを大幅に低減できている。

 LEDの高コントラスト化とパネルの高コントラスト化が相まって、全体としてのテレビコントラストは200万:1にまで到達した。低コストで有利な白色バックライトの採用だけでなく、新開発の液晶パネルも使っていること。これが、LX1の高画質の秘密だ。

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