今春、各社から省エネ性能を重視したテレビが続々と登場し、エコポイントの導入などもあって注目を集めたが、そんな春の新製品ラッシュから少し遅れて登場したのが、シャープのAQUOS「DS6」シリーズだ。
一見すると、前モデルである「DS5」と同じデザインを採用していることもあって、売れ筋のスタンダードモデルのマイナーチェンジと思いがちだ。しかし、その中身は格段に進化している。
サイズバリエーションを一新し、40V型クラスを充実
中身の話をする前に、ラインナップについて触れておきたい。DS5のサイズバリエーションは42V/37V/32V型の3つだったが、DS6では52V/46V/40V/32V型の4つへと増えた。特に注目したいのが40V/46V型で、人気の高い40V型クラスを充実し、今まで37V型で思ったよりも大きくないと感じていた人には40V型を、42V型のステップアップには46V型を選択できるようになった。なお、7月には42V型も追加投入されることになった。
薄型化やベゼル(画面周囲のフレーム部分)幅を狭くすることにより、数年前までの37V型、42V型と比べて本体サイズはほぼ同等ながら、画面サイズが大きくなっている。
両サイドにバスレフポートを配置したスピーカー部は、新たに開発された「フルデジタル1ビットアンプ」を搭載。デジタル放送の信号をデジタルのまま信号増幅を行なうことで、より純度の高い再生を可能にしている。