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Google Analyticsの「ユーザー」レポート (4/5)

2009年12月22日 11時00分更新

文●中野克平/デジタルコンテンツ部編成課

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ブラウザ

「ユーザー」→「ブラウザ」

「ユーザー」→「PC環境」→「ブラウザ」

 「ブラウザ」レポートでは、Webサイト全体のセッション数、平均ページビュー、平均サイト滞在時間、新規セッション率、直帰率をブラウザ別に確認できます。それぞれのブラウザには、Internet ExplorerであればWindows標準のWebブラウザなので一般ユーザーのシェアが高く、FirefoxはプログラマーやWebデザイナーなど、職業としてWebに関わっているユーザーのシェアが高く、SafariはMacやiPhoneなど、一般ユーザーよりもクリエイティブ志向の強いユーザーのシェアが高い、といった特徴があります。

 「ブラウザ」レポートは、表示形式を「比較」にして平均ページビュー、平均サイト滞在時間、新規セッション率、直帰率を比較し、どのような違いがあるか確かめ、ユーザー層とWebサイトの相性を確認するのに使うとよいでしょう。

 ドリルダウンすると、ブラウザのバージョンが分かります。


OS

「ユーザー」→「OS」

「ユーザー」→「PC環境」→「OS」

 「OS」レポートでは、Webサイト全体のセッション数、平均ページビュー、平均サイト滞在時間、新規セッション率、直帰率をOS別に確認できます。Windowsは一般的すぎてユーザー属性とは結びつけにくいですが、Macintoshはクリエイティブ志向、Linuxは技術志向といった大まかなユーザー属性があります。

 「OS」レポートは、表示形式を「比較」にして平均ページビュー、平均サイト滞在時間、新規セッション率、直帰率を比較し、どのような違いがあるか確かめ、ユーザー層とWebサイトの相性を確認するのに使うとよいでしょう。

 ドリルダウンすると、OSのバージョンが分かります。


ブラウザと OS

「ユーザー」→「ブラウザとOS」

「ユーザー」→「PC環境」→「ブラウザとOS」

 「ブラウザと OS」レポートでは、Webサイト全体のセッション数、平均ページビュー、平均サイト滞在時間、新規セッション率、直帰率をブラウザと OSの組み合わせ別に確認できます。


画面の色

「ユーザー」→「画面の色」

「ユーザー」→「PC環境」→「画面の色」

 「画面の色」レポートでは、Webサイト全体のセッション数、平均ページビュー、平均サイト滞在時間、新規セッション率、直帰率を画面の色別に確認できます。画面の色は、ほとんどのPCで24ビット以上が標準になっているため、指標としての意味はあまりありません。


画面の解像度

「ユーザー」→「画面の解像度」

「ユーザー」→「PC環境」→「画面の解像度」

 「画面の解像度」レポートでは、Webサイト全体のセッション数、平均ページビュー、平均サイト滞在時間、新規セッション率、直帰率を画面の解像度別に確認できます。

 画面の解像度とユーザー層の関係は明確ではありませんが、1920×1200ピクセルのディスプレイは職場に少なく家庭に多い、1024×768ピクセルのディスプレイは職場に多く家庭に少ない、などの傾向があります。「画面の解像度」レポートの表示形式を「比較」にして平均ページビュー、平均サイト滞在時間、新規セッション率、直帰率を比較し、どのような違いがあるか確かめ、ユーザー層とWebサイトの相性を確認するのに使うとよいでしょう。


Flashのバージョン

「ユーザー」→「Flashのバージョン」

「ユーザー」→「PC環境」→「Flashのバージョン」

 「Flashのバージョン」レポートでは、Webサイト全体のセッション数、平均ページビュー、平均サイト滞在時間、新規セッション率、直帰率をFlashのバージョン別に確認できます。現在のFlashは自動でアップデートが促されるようになっており、また、最近のFlashはバージョンの違いで機能の違いがあまりないことから、Flashのバージョンの指標としての意味はあまりありません。


Javaサポート

「ユーザー」→「Javaサポート」

「ユーザー」→「PC環境」→「Javaサポート」

 「Javaサポート」レポートでは、Webサイト全体のセッション数、平均ページビュー、平均サイト滞在時間、新規セッション率、直帰率をJavaサポートの有無で比較できます。現在、ほとんどのPCでJavaがサポートされているため、指標としての意味はあまりありません。

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