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Google Analyticsの「ユーザー」レポート (1/5)

2009年12月22日 11時00分更新

文●中野克平/デジタルコンテンツ部編成課

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※この記事は「現場でプロが培ったGoogle Analyticsの使い方」の第16回です。過去の記事も合わせてご覧ください。


 Google Analyticsには、63種類以上のレポートがあります。それぞれのレポートには、テーブル、割合、掲載結果、比較、ピボットなどの表示形式があり、標準の表示形式であるテーブル形式よりも、他の表示形式の方が指標をより理解しやすい場合も多くあります。今回から3回にわたって、「ユーザー」、「トラフィック」、「コンテンツ」の各メニューについて、レポートの基本的な見方を紹介します。

地図上のデータ表示

地図上のデータ表示

「ユーザー」→「地図上のデータ表示」

 「地図上のデータ表示」レポートでは、Webサイト全体のセッション数、平均ページビュー、平均サイト滞在時間、新規セッション率、直帰率を「都市」、「国/地域」、「亜大陸」、「大陸」別に確認できます。Webサイトが各国語で利用できる場合は、それぞれの国や都市別に指標を比較できて便利です。

 この連載を読んでいる人にとってのユーザーは大半が日本人のはずです。「Japan」からのセッション数が多いのは当たり前の話で、普段はあまり活用することがないでしょう。ただ、Webサイトが英語でも利用可能な場合、英語を母国語とする国とそうでない国で直帰率や平均ページビューに違いがないかを確認する方法くらいは知っておくべきです。上記の画面では、表示形式を「比較」にして、Webサイト全体の直帰率と各国の直帰率を比較しています。すると、「United States」、「Germany」、「Canada」、「Czech Republic」といった欧米では直帰率が高く、「Hong Kong」、「China」、「South Korea」のアジア圏では直帰率が低いことが分かります。Webサイトで使われている英語が、海外でみかけるおかしな日本語のような状態になっていないか、確認するとよいでしょう。


新規ユーザーとリピーター

「ユーザー」→「新規ユーザーとリピーター」

「ユーザー」→「新規ユーザーとリピーター」

 「新規ユーザーとリピーター」レポートでは、Webサイト全体のセッション数、平均ページビュー、平均サイト滞在時間、新規セッション率、直帰率をユーザーの種類別に確認できます。同規模サイトの新規ユーザー率はベンチマーク機能で分かりますが、新規ユーザーとリピーターの理想的な割合はありません。

 Webサイトの開設から時間がたっていても新規ユーザー率の割合が高いことは、新しいユーザーを引き寄せる施策(広告や商品、コンテンツの魅力)が成功していることを意味します。また、リピーターの割合が高いことは、魅力的なコンテンツを継続的に提供している、検索エンジンの検索結果の上位に表示され続けているなどの原因が考えられます。

 表示形式を「比較」にして新規ユーザーとリピーターの平均ページビュー、平均サイト滞在時間、直帰率を比較し、どのような違いがあるか確かめたり、表示形式を「ピボット」にしてトラフィック別に指標の違いがあるか確認するとよいでしょう。たとえば上記の場合、新規ユーザーの方が直帰率が低いことから、何かを探しているユーザーにとって、一見価値の高いコンテンツに見えるものの、リピーターにとっては、「ここはあまりよいコンテンツがないサイト」と思われている可能性があります。

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