10万円前後で購入できるスタンダードモデル対決の締めくくりは「画・音質&編集機能」。AV機器である以上、画質と音質の実力は重要だし、編集がどれだけ手軽に行なえるかも、「ディスク保存」が大きな役割であるレコーダーでは欠かせない。扱うモデルは前回同様、パナソニック「DMR-BW570」、ソニー「BDZ-RX30」、三菱電機「DVR-BZ130」の3モデルだ。
録画に関しては「長時間モード」が1つの選択ポイントとなる。録画モードに関してはスタンダードモデルも、上位モデルも基本的な部分で大きな違いはない。ただ、今回扱っているスタンダードモデルのHDD容量は全機種とも320GBと少なめであり、2TBとか1TBの大容量HDDを搭載する上位機種よりも長時間モードの重要度は高い。
320GB HDDだからこそ重要な長時間モード
320GBのHDDは、地デジ放送をダイレクト録画(DRモード)で録るとおよそ40時間分ためられる。ドラマなら40本、映画なら20本と考えれば、十分な容量とも思えるが、「見たら消す」という使い方ならばともかく、ためっぱなしにしておくと、半年も経たずに容量がいっぱいになってしまうだろう。
その点、MPEG-4 AVCで圧縮して保存する長時間録画なら、録画時間は160時間~230時間ほどまで拡大する。これを有効に活用しない手はない。問題は、低ビットレート記録による画質の劣化。視聴に耐える画質かどうかはもちろん、保存しても良いと思える画質かどうかも重要だ。
この連載の記事
-
第5回
AV
BDレコ頂上対決! 最上位モデルはどれもすげぇ!? -
第3回
AV
約10万円で買えるBDレコ対決~使い勝手編 -
第2回
AV
約10万円で買えるBDレコ対決~機能編 -
第1回
AV
イマドキのBDレコのトレンドを探る! -
AV
年末年始に録りまくる! 最新BDレコーダー選び - この連載の一覧へ