メモリー:Corsair「CMD8GX3M4A1600C8」
Corsairと言えば、なんといってもメモリーだ。同社のメモリーは「DDR SDRAM」時代から注目され始め、メモリモジュールメーカーとしては、一流のブランドなのはコアなPCユーザーならご存知だろう。ここ最近では「XMS」や「XMP」といったオーバークロックメモリーの独自規格を打ち出すなど、アグレッシブな商品展開をしている。
DOMINATORシリーズ「CMD8GX3M4A1600C8」は、2GB×4枚組のDDR3 SDRAMメモリーセットで、PC3-12800(DDR3-1600MHz)を実現するハイパフォーマンスなメモリーだ。総容量8GBとなるので、OSには64bit版を使いたい。製品にはメモリーモジュールのほかに専用のメモリークーラーが付属している。静音PCを作る上でこのようなハイエンドなメモリーは必要ないのだが、せっかくCore i5マシンを作るのだから、Lynnfieldプロセッサ(Core i5/i7)用に設計されたメモリを使ってみたい。というわけで今回はこのメモリを使用した。とちらかというと静音ではなく、オーバークロックを目指しているユーザーにオススメしたい製品だ。
マザーボード:GIGABYTE「GA-P55-UD6」
「Core i5-750」、つまりLGA1156を搭載するため、マザーボードは自動的に「Intel P55 Express」を搭載する製品となる。今回は、GIGABYTEのエントリーハイエンドに属する「GA-P55-UD6」を使用した。ノースブリッジ、I/Oブリッジ、VRDにヒートシンクが装備され、それぞれがヒートパイプで結ばれることにより、高い冷却効率を実現している。前述した液冷CPUクーラーを使用する場合、マザーボードの冷却にCPUクーラーの風を利用することができないため、マザーボード自体である程度排熱ができる製品が望ましく、本製品はその目的に合致している。
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