1ヵ月先までの番組表が見られる
外見だけを見るとあまり変わった感じがしない新モデルだが、中身は大きく進化している。まずは新採用の「全局注目番組一覧」。これは、地デジをはじめとするBS/110度CSデジタル放送の番組から、放送局がおすすめする番組をサムネイル付きで一覧表示するもの。予約タイトル数が増えたこともあり、1ヵ月先の番組もあらかじめ予約しておけば、うっかり録り逃すこともなくなるだろう。
そして、WOWOWは1ヵ月先までの番組表をすべて表示可能。映画やスポーツ中継など、ずっと残しておきたい番組も多いだけに、先取り予約ができるのはとてもありがたいはずだ。
また、HDD容量、録画タイトル数の増加に合わせて、録り貯めた番組を整理できるように「らくらくマイラベル」が新採用となった。これはいわゆるジャンル別表示機能で、「未視聴」や「ダウンロード番組」などのあらかじめ用意されたラベルのほか、6つのマイラベルに自由に名前を登録できるもの。自分の名前をつけて専用に番組を管理してもいいし、ジャンル別に整理してもいい。BDに残したい番組だけを分類しておけば、まとめてダビングするのも便利だ。
その他の新機能としては、「番組持ち出し」がある。これは従来の「ワンセグ持ち出し」を強化したもの。今までのワンセグ番組(つまり地デジのみ)だけでなく、BSや110度CS番組、「アクトビラ」でダウンロードした番組の持ち出しも可能になった。
ワンセグ番組では、別に録画したワンセグ番組のダビングなので、ハイビジョン番組のダビング回数は減らないが、BSや110度CSでは、つまるところワンセグ画質に変換してのダビングなので、番組のダビング回数が減る。WOWOWなどの「コピーワンス」の番組はムーブとなり、HDDから番組が消えてしまうので注意が必要だ。
ユニークなのは、画質変換操作が快適に行なえるように配慮されていること。画質変換ダビングは所用時間もほぼ実時間となるが、これを録画の最中に同時に行なえる。
また、録画済みの番組を持ち出し用に変換する場合でも、電源OFF後に自動で処理を開始するように設定可能で、レコーダーを使わない時に作業させる「ダビング予約」のようなものだ。翌日には変換が終了しているので、携帯電話などを接続して持ち出せばいい。転送時間は従来どおり、1時間番組で約40秒と高速だ。