パナソニックDIGAの2008年モデルが登場!
北京五輪の興奮もさめやらぬ9月。パナソニックはBDレコーダー「DIGA」シリーズの2008年秋モデル「DMR-BW930」などを発売した。
今秋の新モデルでは、2007年モデルで初搭載したMPEG-4 AVCエンコーダーを改良。MPEG-4 AVC ハイプロファイルに対応する第2世代の「アドバンスドAVCエンコーダー」によって、動きの小さい映像と大きな映像との圧縮を最適化している。ダビング10にも当然対応。搭載するBDドライブも最大6倍速のBD-R書き込み対応など、まさに最新仕様のレコーダーだ。
BDプレーヤーとしての機能も進化した。映像は1080/24p出力と「Deep Color」12bit対応といった基本スペックを押さえる。さらに、米国ハリウッドにある同社のBD研究・オーサリング拠点「PHL」(パナソニック・ハリウッド研究所)の技術を元にした映像処理回路「リアルクロマプロセッサ」を搭載。映像をより高精細に処理するようになった。
新製品のラインアップはHDD容量別に、DMR-BW930、同830、同730の3モデル。この3モデルはすべて、デジタル放送のダブル録画に対応する。また、世界初のVHSデッキ内蔵BDレコーダーである「DMR-BR630V」の登場もユニークな試みだ。
2008年DIGAシリーズラインナップ
- DMR-BW930
- HDD:1TB|予想実売価格:28万円前後
- DMR-BW830
- HDD:500GB|予想実売価格:18万円前後
- DMR-BW730
- HDD:320GB|予想実売価格:15万円前後
- DMR-BR630V
- HDD:320GB|予想実売価格:16万円前後|VHS+HDD+BD/DVD一体型
今回取り上げるDMR-BW830は、ミドルレンジに位置するモデル。地上/BS/110度CSデジタル放送チューナーを2基、地上アナログ放送チューナーを1基搭載しており、デジタルダブル録画に対応。500GBのHDDを内蔵している。
先に挙げたエンコーダーや画像処理回路の刷新以外にも、DMR-BW830ではユーザーインターフェース(GUI)のリニューアルや機能向上など、変更点が数多い。今回は2007年発売の前モデルである「DMR-BW800」と比較しながら、GUIや機能、画質の向上などを比較してみた。