5月7日の夜、いつものようにGoogleで情報の海を渡ろうとしたら、おかしなアイコンが現われてビックリした! そんな方が少なくないだろう。Googleが5月7日、新サービス「Googleサーチウィキ」をリリースしたからだ。
これはGoogleにログインした状態でキーワード検索したサイト一覧に現われる新機能だ。主な働きは以下の通り。
- 検索結果の順位(上下)を自分の使いやすいように並べ替えられる
- 検索結果に出てこなかったサイトを追加できる
- 検索結果として次から見ない(不要)と判断したものを除ける
- サイトに対して公開コメントを付けることができる
- ほかのユーザーが付けた公開コメントを閲覧できる
検索結果の順位入れ替えや追加/削除は、自分のIDでログインしている間だけ有効で、実際にGoogleの検索順位(PageRank)には影響しない。たとえば、ブックマークするほどではないが、同じキーワードで検索してよく見るというサイトがあれば、それを手動で上位に持ってくることで、検索結果をスクロールする手間なくアクセスできる。
コメントを付ける機能は、「この情報が充実している」「この場面で役に立った」など、そのサイトを閲覧した理由や背景などをメモしておくと、次に同様の理由でキーワード検索したときにも、目的のページをいち早く見つけ出せるというわけだ。
さらにコメントは公開・共有されるので、自分がまだ見ていないサイトの評判を事前に知ることもできる。Googleアカウントで設定したニックネームが、コメントとともに表示される。
従来のPageRank機能による検索に加えて、コメントや順位変更など人手による精度の向上で、Googleはますます使いやすい検索サイトとしての地位を高めそうだ。