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表示形式をマスターしてExcel仕事をスムーズに! 第2回

数値、通貨、会計の3つが鍵 Excel表示形式をマスター

2009年05月01日 09時00分更新

文● 尾崎裕子、アスキー・ドットPC編集部

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条件によって表示を変える書式(2)

→→→[条件(1)](1)の場合の表示形式;[条件(2)](2)の場合の表示形式;それ以外の場合の表示形式


基準を超える値に表示形式で色を付ける

 特定の条件を満たした値だけ書式を変えるのには、「条件付き書式」機能を使うのが一般的です。しかし、表示形式の「ユーザー定義」でも同じことができます。

値が指定の数値以上かどうかで色を変える

値が指定の数値以上かどうかで、数値の色を変えたい

 値が170000以上かどうかを判断し、170000以上なら文字の色を赤にする。(1) セル範囲を選択し、「セルの書式設定」画面を表示する。


 書き方は、条件と表示形式を1セットにして、条件式を[]で囲み、続けて表示形式を書きます。そのあと「;」で区切って、値が条件にあてはまらない場合の表示形式を指定します。

セルの書式設定の画面

3桁ごとにカンマ区切りを入れ、さらに170000より大きな数値は赤い文字で表示するように、ユーザー定義で書式を入力

 (2)[表示形式]タブの(3)[ユーザー定義]を選び、(4) に表示形式を入力する。文字の色と条件式は[]で囲む。「#,##0」は3桁区切りのカンマ付き数字を表わす。


 ここでは、条件を「170000以上」とし、この条件に合っている値だけを赤くします。色名は[]で囲んで指定します。ここでは色名を条件より前に書きましたが、条件式よりも後に書いても構いません。どの位置に書いても、[OK]ボタンをクリックした時点で、自動的に先頭に書かれます。

 なお、この方法で指定できる色は、黒、白、赤、緑、青、黄、紫、水の全8色です。

170000以上の数値は自動的に赤い文字で書かれるようになった

170000以上の数値は自動的に赤い文字で書かれるようになった

 170000以上の値が赤く表示される。セルの値を書き換えると、その値に合わせて文字色も自動的に変わる。

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