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表示形式をマスターしてExcel仕事をスムーズに! 第3回

Excelで日付や時刻の計算ができる表示形式

2009年05月08日 08時30分更新

文● 尾崎裕子、アスキー・ドットPC編集部

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入力内容から判断し、自動的に日付の形式にする

Excelが入力内容を自動判断

「4/1」と入力し[Enter]キーを押すと、その瞬間にExcelが「日付データ」と判断する。「年」が書かれていないので、今年の4/1として、「2006/4/1」のシリアル値「38808」に変換し、内部に保存。同時に「4月1日」の表示形式を設定して表示する

 日付や時刻を入力したら、入力したのとは違う、思わぬ表示になったことはありませんか? たとえば、「4/1」と入力すると、表示は「4月1日」になってしまいます。なぜでしょうか? これにはExcelの日付や時刻のデータを扱う「しくみ」と、表示形式が関係しているのです。

 実は日付や時刻も、Excel内部では「数値」に変換して扱われています。この数値を「シリアル値」と呼びます。

 シリアル値は、1900年1月1日を「1」として、1日ごとに「1」を足した値です。1900年1月2日のシリアル値は「2」で、そのまま1ずつ増えていき、2006年4月1日は「38808」になります。途切れることなく連続している値なのでシリアル(英語で「連続的な」という意味)値と呼ぶのです。

 「4/1」と入力して[Enter]キーを押すと、Excelは瞬時にこれを「日付データ」と判断します。「年」が書かれていない場合は今年の4/1として、この日付をシリアル値に変換します。

 しかしセルにシリアル値をそのまま表示したのでは、ユーザーには何月何日か分かりません。そこでExcelは、入力値をシリアル値に変換すると同時に、日付の表示形式を設定してセルに表示します。その結果「4月1日」と表示されてしまうのです。

 時刻も中身はシリアル値です。それに時刻の表示形式を設定して「1:00」のように見せているのです。

日付データの正体は1日を1とするシリアル値

日付データの正体

日付データの正体は「シリアル値」

 日付を入力すると自動的にシリアル値になり、Excel内部に保持される。シリアル値は、1900年1月1日を「1」として、1日ごとに「1」ずつ増やした値。その日が1900年1月1日から数えて何日目になるかを表わす。日付の計算はこのシリアル値を使って行なわれる。


時刻は24時間を「1」とするシリアル値で表わされる

時刻データの正体

時刻データの正体も、実は「シリアル値」

 時刻も入力と同時に自動的にシリアル値になる。時刻のシリアル値は、1日24時間を「1」とするため、24時の「1」以外は小数点以下の表示になる。12時なら「0.5」、6時なら「0.25」となる。時刻の計算はこの値で行なわれている。


 入力と同時に日付や時刻の表示形式が設定されるため、ユーザーがシリアル値を目にすることはあまりありません。しかし、日付や時刻が表示されているセルを選択し、「セルの書式設定」画面の[表示形式]タブで表示形式を[標準]にするとシリアル値を見ることができます。


「4/1」と表示するには?

4/1という書式で日付を表わしたい場合は、セルの書式設定から変更できる

 Excelが勝手に「4月1日」と表示してしまったものを「4/1」に変更するには、「セルの書式設定」画面の(1)[表示形式]タブで(2)[日付]を選び、(3)「種類」から[3/14]を選択する。[OK]ボタンを押して閉じると「4/1」に表示が変わる。

知ッ得――
日付になったセルの書式を戻すには?

 一度でも日付を入力したセルは、日付の表示形式が設定されている。そのため、日付以外の値を入力しても、日付として表示されてしまう。

 日付の表示設定を解除するには、セルを選択してツールバーの[桁区切りスタイル]ボタンを押すのが簡単だ。


連載記事の掲載予定日一覧

数値を自在に表示したい……5月1日掲載済み
日付や時刻の表示を変えたい……本記事
文字入力の手間を省きたい……5月15日掲載予定
関数を使って表示を一発変更……5月15日掲載予定

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