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表示形式をマスターしてExcel仕事をスムーズに! 第2回

数値、通貨、会計の3つが鍵 Excel表示形式をマスター

2009年05月01日 09時00分更新

文● 尾崎裕子、アスキー・ドットPC編集部

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値によって「表示」が変わるように条件付ける

 表示形式は、正の数か負の数か、一定の数より大きいかなどによって、表示する形式を変えることができる。このように条件に合わせて表示形式を変えるための、2つの書式を覚えよう。


条件によって表示を変える書式(1)

→→→ 正の数の書式;負の数の書式;0の書式;文字列の書式


正の数には「+」を付けたい

 Excelの表示形式では、入力されている値が正の数の場合、負の数の場合、0の場合、文字列の場合という4通りの場合に応じて、表示形式を変えることができます。

正の値と負の値が混在する表

正の値に「+」を付けて表示したい

 (1) セル範囲を選択し、「セルの書式設定」画面を開く。


 まずは、正の数には「+」、負の数には「-」(マイナス)を付けて小数点以下1位まで表示し、値が0または文字列の場合にはそのまま表示してみましょう。場合によって表示を変えるには、「ユーザー定義」で正の数の表示形式、負の数の表示形式、0の値の表示形式、文字列の表示形式の4つを順に「」(セミコロン)で区切って指定します。

セルの書式設定の画面

セルの書式設定のユーザー定義で、場合分けした表示書式を入力する

 (2)[表示形式]タブを選択し、(3)[ユーザー定義]を選ぶ。(4)「種類」欄に表示形式を正、負、0、文字列の順に「;」で区切りながら、すべて半角で入力する。


 なお、これは「分類」欄で[数値]を選んで小数点以下の桁を指定してもできません。「0」が「0.0」と表示されてしまうからです。

正の値に「+」が付いた

正の値に「+」が付いた。ここにはないが、値が0の場合は、「0.0」とはならず「0」と表示される

 正の値に「+」が付く。そのほかの値も指定した表示形式になる。


知ッ得――ユーザー定義の入力で楽をするには?

 「ユーザー定義」に入力するとき、いちから手入力するのでは大変だ。少しでも簡単に済むように、入力する前に「種類」の一覧から似たような表示形式をクリックして選ぶといいだろう。表示形式が「種類」欄に表示されるので、それを修正するといい。

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