このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 次へ

フルHD動画撮影機能だけじゃない!

エントリーデジイチ頂点の実力「EOS Kiss X3」

2009年04月08日 16時30分更新

文● 周防克弥

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
「EOS Kiss X3」

HD動画も撮れるようになった「EOS Kiss X3」


プロが見る「EOS Kiss」のアドバンテージ

  キヤノンのデジタル一眼レフカメラ「EOSデジタル」シリーズは、お気軽度の高い「Kiss」シリーズ、カメラ好きや中級者向けの2桁シリーズ(50Dなど)、上級者+プロ向けの1桁シリーズ(5Dなど)、大きく3つに分かれている。

 一般的にKissシリーズは、初級者や初心者向けの色あいが濃い。低価格なこともあり、「最初に買うデジイチ」という雰囲気が濃く漂う。

 しかし、デジカメの基本性能が年々向上しており、機能や性能面での差は小さくなってきている。僕はプロカメラマンだが、実際により多く使っているのは「EOS Kiss X2」だ。

 もちろん「EOS-1Ds Mark III」や「EOS 5D Mark II」も持っているが、ハンドリングしやすい画素数や用途、重さの点でKiss X2の出番が一番多い。

 視野率が低く、ピント合わせができないファインダーの代わりにライブビューがあるし、色温度を数字で指定できないがマニュアルで白のセットができる。画質は14bit化されて十分な階調表現幅もあるし、画素数的にもRAWで撮ってしっかりと処理すれば、A4判型の表紙も十分にこなせる性能がある。

EOS Kiss X3

EOS Kiss X3レンズキットの予想実売価格は10万円前後

 そして、4月下旬発売予定の「EOS Kiss X3」(ボディのみの予想実売価格は9万円前後)は、従来機「Kiss X2」からさらなるブラッシュアップ(関連記事)を遂げたモデルである。

EOS Kiss X3のスペック
撮像素子 CMOS(有効1510万画素)
画像処理エンジン DIGIC4
連写枚数 毎秒3.4コマ
ISO感度 100~3200(感度拡張で6400、12800)
測距点 9点
ファインダー視野率 約95%
記録媒体 SD/SDHC
液晶ディスプレー 3.0型92万ドット
動画撮影機能 .mov(H.264)形式、最大1920×1080ドット
サイズ(本体のみ) 幅128.8×奥行き61.9×高さ97.5mm
重さ(本体のみ) 480g

前へ 1 2 3 4 5 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン